第十六話 ページ19
茜side
茜「私は…魔法が使えるわ。」
若上小黒彩「…へ?」
やっぱり、驚くよねぇ。てか、変人だって思われてもおかしくないわ。
茜「…信じられないでしょうし、今から見せるわ。」
そう言って私は、足で床をタンッ!と踏んだ。すると…
バキバキバキッ!!!
若「なん…だ、これ…?」
この書斎は、氷で包まれた。
上「ありえねー…」
茜「これで、信じるかしら?」
黒「これは、ただのマジックじゃないのか?」
茜「本物よ、第一、仕掛けをするとしても、ここに来たのは初めてよ。仕掛けをすることは出来ないわ。」
彩「すごい!綺麗だね!」
小「ところで、この氷、消すことは出来るの?」
若「っ!そうだ!ここは俺ん家だぞ!消せよ!」
茜「消せるわよ。だって、魔法使いですもの。」
そう言って私は、指をくるりと回した。
若上小彩「うおっ!?/うわぁ!?/きゃあ!!」
茜「あら?驚いた?でも、黒木君は驚いてないみたいね。さすがだわ。」
指を回すと、氷の周りに火が出て、水も残さず氷は消えた。
茜「さて、もっと何か見たい?」
小「ねえ、植物をはやすことは出来る?」
茜「もちろんできるわよ。どんな植物がいいのかしら?」
小「じゃあ、ホリダってはやせるかな?」
茜「えと、サボテンみたいなので合ってるかしら?」
小「うん、合ってるよ。生やせるの?この環境だと普通は無理だけど…」
茜「魔法ならできるわよ。なんなら普通ならありえないような巨大なものにしましょうか?」
小「棘があって危険だし、やめておいたほうがいいよ。」
茜「それもそうね。」
若上黒彩「…(完全に置いていかれている方々)」
ってことでそーい!な、なんと!木でできた床から、暑い暑い場所で生えるホリダ。つまりサボテンが生えてきちゃいましたー!まあ、床は割れたけど。
小「すごい…絶対ありえないはずなのに…」
若「いやいやいや!突っ込むとかそこかよ!床割れてんだぞ!?直せるか聞くだろ普通!!」
茜「直せるわよ。あ、小塚君、ホリダいる?」
小「うーん、貰おうかな。君の力の影響がないのか見てみたいし。」
茜「はい、どうぞ。」
空中でフヨフヨとホリダが浮き、突然現れた土と植木鉢にすっぽりと入る。
小「わあ!すごいね。魔法使いは薬とかも作ってるの?」
茜「もちろん。特殊な成分も含んでるから、ここじゃ絶対にお目にかかれないものよ。」
小「すごいなぁ、見ることは出来る?」
若上黒彩「いや、小塚の魔法適応能力高すぎ…」
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱音(プロフ) - カミユーさん» ありがとうございます!盾の勇者の成り上がり知ってるんですか!?槍の勇者のやり直しは読みましたか? (2019年5月12日 16時) (レス) id: ace1b0b77d (このIDを非表示/違反報告)
カミユー - とても面白いです。盾の勇者の成り上がり好きですよ。 (2019年5月12日 15時) (レス) id: f910bb8dde (このIDを非表示/違反報告)
ラプンツェル - 失音さんとても面白いです。これからも頑張ってくださいね。応援しています。 (2019年4月18日 18時) (レス) id: 9f8b861307 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朱音 | 作成日時:2019年4月1日 19時