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回想がお話をまたぐお話←  ページ6

ヒュゥゥ―――
 
まだ夏なのに、木枯らし音が聞こえてくる。
さっきまで人込みにもまれて暑かったのに、背筋に寒気を覚える。

「…なんか、出そうだね」

「そうか?」

横を歩く山本くんはまったりとそう返す。
直後、頭に何かが乗った。

「うわああああああ!
出たあああああ!!!!」

絶叫し、獄寺くんの背中をひっぱたいた。

「いってえ!?」

「あ、ご、ごめんつい…」

「本当にびびってんのなw
頭触っただけだぜ?」

笑ってそう言う山本くん。
僕には笑みを浮かべる余裕すらなかった。

「ば、バカ山本くん!
心臓止まるかと思ったで…しょ」

山本くんの方を向き、絶句する。
背後に、なにか―――。

「あ、ぁ、う…」

ガチガチとかみ合わない歯を鳴らし、見る。
見て、しまう。

「おい、どうした?」

獄寺くんは不思議そうに尋ねる。
でも僕は答えられなかった。

前髪で顔が隠ほとんど見えないが、血色の悪そうな真っ青の肌。
目は真っ赤に光って、口にはうっすらと笑みを張り付けている――女。

「ひっ…む、無理いいいいいいい!!!!」

「!? お、おいA!!!」

呼び止める声も全く耳に入らないまま、僕は駆け出す。
気づけば、出口。


*一方、山本&獄寺チーム

「はひ、そんなに怖かったですかねえ…」

「それも着ぐるみだったのな?」

「はい!文化祭でお化け屋敷をやった時のものです!
Aちゃんたちを驚かせようと思って、ツナさんと待ってたんですよ!
…って、アレ?ツナさん気絶してます!」

「じゅ、十代目ぇぇぇぇ!!!」

ナンパくん →←安定のぼっち



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玲雨(プロフ) - 柚子sherbetさん» ありがとうございます〜♪ 私も早くくっつかねえかなとか思いながら更新してます笑 (2015年1月12日 17時) (レス) id: 66c3290aaf (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - 兄ちゃん 処す?処す?← 番外編完結お疲れ様どすえ。雲雀さんも夢主ちゃんも可愛かったですお前らはよ結婚せぇ応援しとるけん(真顔) (2015年1月12日 16時) (レス) id: 1a0137769c (このIDを非表示/違反報告)
玲雨(プロフ) - 勿草さん» 本当だ!気づきませんでした汗  修正しました、ありがとうございます(^^)♪ (2015年1月8日 22時) (レス) id: 66c3290aaf (このIDを非表示/違反報告)
勿草 - 玲雨さん» 雲雀恭弥の弥が也になってます(気づいてたらすみません) (2015年1月8日 18時) (レス) id: 80b0f5b7bc (このIDを非表示/違反報告)
玲雨(プロフ) - アラウディさん» 今吉先生とか土日でも学校に通うレベルですよね笑 (2015年1月7日 14時) (レス) id: 66c3290aaf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玲雨 | 作成日時:2014年8月27日 14時

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