ForeverLove〜この花に思いをのせて〜(2)

Forever90 ページ46

藤ヶ谷side


教室をとびだしたのが


Aかもわからないいまま


走って後を追っていった裕太


なんでだ？


体が



動かない


いつもの俺なら裕太より先に追っていくはず・・・


出遅れたとも思いながら


裕太の後を走った



玉「はぁはぁ・・・」

藤「はぁはぁ・・・」


玉「屋・・・上・・・？」


いつも俺が話を聞く場所・・・


玉「開けるよ？」


そういってドアノブに手をかけた


(ガチャッ


？「っ・・・うぅ・・・っヒック」



藤「A・・・」


A、泣いてる


土曜日はあんなに笑っていたのに・・・



あの笑顔はもう壊されたんだ・・・



人の力って怖いな


裕太がAのほうに走っていった


玉「A」


あ「た、いすけ・・・っゆ、うた・・・グスッ」


肩を抱きかかえた裕太


藤「っ・・・」


こんなに苦しいのはなんで？


裕太はAに気がない


なのにAが


俺の手の届かないところに


いってしまう気がして


あ「うぅ・・・っゆ、うたぁ」


玉「いいよ、泣きたいときは泣いたらいい」



ふと、腫れた目で


俺の方をチラッっと見てきたA


わかった


Aが届かなくなってしまいそうだと思うなら


自分からつかめばいいんばだ


裕太の反対側に座って


藤「俺らがついてるよ」


そう、いつまでも・・・

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