【あんスタ】女帝軍師ちゃんと再びの日常(２)

第４０話 〜予感〜 ページ12

『Knights』のプロデュースが終わり、私は下駄箱に居た。

泉達が送ると言ってくれたので着替えている泉達を下駄箱で待つことにした。

空はかなり暗くなっていて、もうこんな時間なんだと思う。

そんな時。

「A」

後ろから誰かが話しかけてきた。

私はふりかえる。

「敬人。なんか用？」

まぁ用があるから話しかけてきたんだろうけれど。
復学してから敬人と話すのは初めてだから、なぜか緊張する。

「あぁ。明日の放課後、生徒会室に来い。英智から話があるそうだ。…おそらく、部活に入れとかそんな事だろうがな」

淡々と敬人は言った。変わらないなぁ、ほんとに。

「明日、プロデュースがあるんだけど」

そう。明日は『UNDEAD』のプロデュースがあるんだ。

そう答えると、敬人からは大丈夫だろう、と返ってきた。いわく、時間はかからないとの事。

「分かった。明日の放課後、ね。」

了承すると敬人は気をつけて帰れよ、と言って戻っていった。

少しして、制服に着替えた泉達が来た。

＊ ＊ ＊

門を目指して学院内を歩く。

司、凛月、嵐が前を歩いていた。

レオと泉が私を挟むようにして両隣。

かなり小さな声で、泉が聞いてきた。

「蓮巳がそっちから歩いてきたけど、なんか言われなかった？」

心配そうな表情だった。

「大丈夫だよ、泉。明日の放課後生徒会室に来い、としか言われてない。」

そう答えれば、泉は複雑そうに

「はぁ〜。本当に大丈夫なわけぇ？」

と言った。私はこくりと頷く。










ありがとう、泉。大丈夫だから。



もう抗争時代じゃない。



夢ノ咲は平和でしょう？



けれど、何かが起こる気がするんだよね。



近々大きなドリフェスがあるはず。




そこで何かあるんじゃないかな。




そんな予感がする。

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