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第6話 〜深海魚と道化〜 ページ9

「だから、帰って来ているのですよ、奏汰っ!」

「そんなわけないでしょう、わたる、じょうだんはやめてください」

この声は、喋り方は。
開けっぱなしのドアの前に、二人。

「渉、奏汰。」

私が守りたくて、守れなかった、仲間。

「Aっ」

奏汰が抱きついてくる。嬉しいけど

「奏汰、痛い、力強いよ…。」

ぎゅうぅぅぅって音がしそうだよ?そんくらい痛いよ?

「Aがわるいんですよ、しんぱいかけて…ぼくがどれだけしんぱいしたか……!つぎは『ちょっぷ』ですからね」


うん、わかってる、ごめんね。けど、本当に痛いんだよ。
奏汰の背中をぺしぺしと叩く。

「深海、それくらいにしときな、Aが潰れちまうぞ。気持ちは分かるけどよ」

紅郎が助け船を出してくれた。おかげで(不満そうに)離してくれた。そして、私は気付く。

「渉、どこ行った…?」

いつの間にか渉がいなくなっていた。
相変わらず行動が読めない。さすが道化。

「うみゃあっ!」

なずなが声をあげる。驚いてなずなを見ると、頭に鳩がのっていた。…渉だな。どっから鳩来た?

なんて思っていると、誰かの足音に気付く。
こっちに来てる。朝からいろんな人に、仲間に会うなぁ。


今度は誰かな。あぁ、誰でも嬉しいけどね。


…あいつら以外なら。

第7話 〜変わらない、私が知る優しさ〜→←第5話 〜笑って、照れて〜



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藍刻 零紗(プロフ) - りあゆきさん» 了解いたしました!ちょっとずつ直していきますね。指摘ありがとうございます! (2017年8月22日 22時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
りあゆき(プロフ) - 深海くんの口調を、できればひらがなにしてほしいです。あ、初コメ失礼しました (2017年8月22日 20時) (レス) id: 1a940d4794 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます!コメント、めっちゃ嬉しいです(*^O^*)更新頑張ります! (2017年7月2日 19時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - テ*トお疲れ様でした!絵上手過ぎですか…°‐°無理のないように、更新頑張ってください! (2017年7月2日 18時) (レス) id: f8ef116a38 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます!そう言ってもらえるのは作者としてとっても嬉しいです(*≧∀≦*)これからも頑張るので、よろしくお願いします! (2017年6月19日 16時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍刻 零紗 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2017年6月6日 20時

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