第4話 〜温もりと仲間〜 ページ7
ーガララッ
私はドアを開けた。教室にいた彼は、こちらを向く。
私が来るなんて思わないだろうね。
「おっ、くりょーち…!!?」
前と変わらず、私よりも小さな彼は驚いていた。
「Aちん…?」
そう言って、近づいて来る。目の前まで、すぐに来た。目に涙をためて、
「Aちん、なのか?本当、に?」
聞いてきた。聞いてきたけど、もう、分かっているんだろう。
「うん、本当。久しぶりだね、なずな」
あぁ、私も泣きそうだよ、久しぶりに。
「Aちんっ!」
なずなに抱きつかれる。なずなは泣いていた。かすかに、震えていた。
私もなずなをぎゅーっと抱き締めた。
「心配をかけてごめんねっ…」
私達は一分間ほど抱き締めあっていた。
なずなは泣き止み、少し離れる。
そして、笑顔で、
「お帰り、Aちん」
そう言ってくれた。泣きそう、ううん泣いた。
「ただいまっ…」
私が求めていた温もりは、ここに、ちゃんとある。
愛しい仲間も、ここにいる。
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藍刻 零紗(プロフ) - りあゆきさん» 了解いたしました!ちょっとずつ直していきますね。指摘ありがとうございます! (2017年8月22日 22時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
りあゆき(プロフ) - 深海くんの口調を、できればひらがなにしてほしいです。あ、初コメ失礼しました (2017年8月22日 20時) (レス) id: 1a940d4794 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます!コメント、めっちゃ嬉しいです(*^O^*)更新頑張ります! (2017年7月2日 19時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - テ*トお疲れ様でした!絵上手過ぎですか…°‐°無理のないように、更新頑張ってください! (2017年7月2日 18時) (レス) id: f8ef116a38 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - ちょこれーとさん» ありがとうございます!そう言ってもらえるのは作者としてとっても嬉しいです(*≧∀≦*)これからも頑張るので、よろしくお願いします! (2017年6月19日 16時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
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