検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:42,812 hit

ページ14

「おはようございます、A先輩。」

「おはよ、鉄虎君。」

朝、待ち合わせ場所で無事会うことが出来た。

私達が向かったのはここら辺で一番大きなショッピングモール。

かなり大きいので、見るのにかなり時間がかかる。(だから朝から来た)

「A先輩、何を買うんッスか?」

私のお目当ての店に向かう途中、鉄虎君が聞いてくる。

「手芸用品だよ。最近は衣装を作ることも多いから。」

そう答え、逆に鉄虎君に聞く。

「鉄虎君は何を買うの?」

すると鉄虎君は少し考えて、

「秘密ッス!」

と笑った。

私がお目当ての物を買うと、鉄虎君が全て持ってくれた。…優しい。私はありがとう、とお礼を言い更に

「次は鉄虎君のお目当てのとこ、行こっか。」

と言った。けれど鉄虎君は首を横に振り、

「あ、大丈夫ッス!A先輩は座って待っててほしいッス!」

と言って走って行ってしまった。

待っててほしい、と言われたので、私は側にあったベンチに座る。

座ってちょっとすると、

「ねぇ、君かわいいね。今一人?俺と遊ばない?」

私より年上っぽい男の人が話しかけてきた。…ナンパっていうやつかな?

「いえ、一緒に来ている子がいるので。」

遊ぶ気はないし、第一鉄虎君を待っているからそう返す。

すると、男の人は私の手を掴み、

「いいじゃん。今いないし。ほら、行こ?」

強引に私を立たせ、引っ張って行こうとする。

さすがにまずい、と思った時だった。

「手、離してくんないッスかね?」

男の人の背後には、鉄虎君がいて、男の人の手を私の手から引き剥がす。

「はぁ?なんなの、お前。」

男の人が不満そうに言った。けれど鉄虎君の顔を見るとすぐに、

「…っ!」

走り去っていった。

急にどうしたんだろ、私は走り去っていった方を見ていた。すると、

「すいませんッス!俺が一緒にいたら…。」

鉄虎君が必死に謝った。

「ううん、そんなに謝らないで。むしろ助かったから。」

なんとか謝るのを止めさせる。

「A先輩、ちょっと出ません?」

いきなりすぎて意味が分からなかったが、別に文句があるわけではないので、外に出た。

鉄虎君の後についていくと、ついたのは人がいない、けれど綺麗な小さな公園だった。

*→←忘れられない一日* 南雲鉄虎 【杉野心咲(元みるきぃ)#鉄くんに夢中様リクエスト】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
83人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 愛され , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

水。(プロフ) - リクエストありがとうございました!ゆうたくんが可愛くて発狂しました!!← 本当にありがとうございます(*^^*) (2018年3月10日 20時) (レス) id: 175adf3f0e (このIDを非表示/違反報告)
ハナココ - ありがとうございます!とても嬉しいです♪キュンってなりました!ホントにありがとうございました! (2018年3月3日 0時) (レス) id: 28badfe39b (このIDを非表示/違反報告)
サクサクプリンsakuya(プロフ) - 藍刻 零紗さん» すみませんでした!ちゃんと読んでなくて・・・リクエストは無しでいいです!すみません (2018年2月28日 22時) (レス) id: 414fad58e0 (このIDを非表示/違反報告)
藍刻 零紗(プロフ) - サクサクプリンsakuyaさん» 申し訳ありません。今はリクエストを停止しております…。(詳細は【作者より】お知らせと相談っぽいもの。のところに書いてあります) (2018年2月28日 15時) (レス) id: caba9fa115 (このIDを非表示/違反報告)
サクサクプリンsakuya(プロフ) - リクエストでみかちゃんお願いします!シチュエーションはおまかせします! (2018年2月28日 5時) (レス) id: 414fad58e0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:藍刻 零紗 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2017年7月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。