4 君だけは騙せない ページ4
「じゃあね。これからもよろしく」
私はにこりと笑った。嘘の微笑みだけど。
「うんっ! じゃーなっ!」
英斗が行くと、私はため息をついた。
さっきの計画は今度になりそうだ。他の計画を練らないと。
私はスマホを取り出した。
「英斗へ。浮気でアリバイ工作したのわかってんだからね?Aより」
送信ボタンを押す。
アリバイ工作しなきゃ私にはすぐばれる。なんたって私は裁判官。嘘なんて見逃さない。
裁判官で良かったな。嘘が見抜ける。
英斗は、これからは嘘をつかなくなるだろう。でも、いつ戻るかわからない。
手元のスマホが鳴る。
「Aへ。バレバレじゃん。Aは騙せねえなぁ。英斗より」
騙せない? いまさら何言ってんの?
あったりまえじゃん。
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玲莉(プロフ) - 七海さん» こんにちは!コメントありがとうございます!こちらこそ読んでくださってありがとうございます!更新がんばります! (2017年12月7日 15時) (レス) id: 71304d3f19 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - こんにちは!私恋愛裁判大好きです!ありがとうございます! (2017年12月5日 20時) (レス) id: e124991343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲莉 | 作成日時:2017年12月5日 16時