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頭の中お花畑の呪詛師に2度目の蹴りをお見舞いした瞬間、世界が明るくなっていく。
…五条先輩だ。あの人、もう帳破っちゃったよ…
これには呪詛師も「まぁじぃ〜?30分も経ってなくない?」と落胆した様子。
かと思えば、「体も痛いし、逃げよっ!」と来た道を戻って走り出した。
「なんだったんだ?アイツ…」
歌姫先生も苦笑い。
Aが空を見上げると、「あれもしかして五条先輩じゃあ…?」と声に出した。
それに歌姫先生も上を見上げると、「高ッ!?豆粒より小さいのに、よく分かったわね!?」と感心された。
まぁあんな高所で直立で浮いてる人なんて、五条先輩しかいないでしょうと言うとみんな「確かに」と納得してしまう。
だがしばらくすると五条先輩の影も見えなくなって、かと思えば五条先輩のものすごい呪力を感じる。
…これはもしかして…あのヤバい虚式がくるんじゃ…
と思うとジャストだ。ゴォーっと地響きのような音が聞こえてくる。
そして紫のものすごい光が、木や建築物のみならず地面の奥深くまで抉るように呪いの気配へと進んでいく。
これが、五条先輩の無下限呪術の術式順転・蒼と術式反転・赫を組み合わせた虚式・茈。
威力が半端なすぎて、滅多に見られない。…これだけは、いつ見ても規格外だ。
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作者名:レイ | 作成日時:2022年3月18日 1時