雨柱と逃れ者1 ページ24
inNo
自室の押し入れを漁るA
〈我が娘へ〉と書かれた箱をひとつひとつ中身を確認し、横に積み上げていく。
そんなAを横目に三毛猫は大きな欠伸をした。
『もうちょっと待ってね、』
Aは猫に話かけながら作業を続ける。
箱を五個ほど調べた時
『あった、あった』
そういって箱の中身を外に出した。
それは、以前置いてあった〈解毒剤〉と書かれていた液体だった。
Aはその液体を少し、小さな瓶に移し、猫に持たせた。
『それじゃあ、よろしくお願いします。』
そういって、猫を外へ送り出した。
『さて、客人がそろそろ来る頃合いですかね。』
・
・
in炭治郎
鴉の案内に従って少し入り組んだ路地を歩く。
炭「すごく大きなお屋敷だなぁ」
初めて通る道なのでついキョロキョロと辺りを見てしまう。
道案内をしてくれている鴉はそのままのお屋敷の裏に回る。
炭「へっ!??」
まさかここが…
『いらっしゃい炭治郎くん』
Aの家だったのか!
・
そのまま裏口から屋敷に入り、離れへ通された。
Aは出してくれたお茶を飲みながら、口を開いた。
『ごめんなさいね、折角のお客さんなのに離れに上げてしまって。』
炭「いや、そんな!離れって…俺の実家なんかよりも全然立派だよ。それに、禰豆子の事を気遣ってくれてありがとう。日の当たらない部屋に上げてくれたんだろ。」
Aの膝の上に乗っている禰豆子を見る。
禰豆子は嬉しそうだ。
『さて、本題に入りますね。』
そういって、禰豆子の頭を撫でるA。
『貴方、珠世という鬼を知っていますね?』
・
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白(プロフ) - 夜小雨さん» ありがとうございます!私も無一郎推しなのでこれから無一郎とどんどん絡ませていきたいと思ってます! (2019年9月11日 20時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
夜小雨(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品とても面白く読ませていただいています!私は時透無一郎君推しなので、いつも楽しみに更新を待っています!これからも頑張ってください! (2019年9月10日 7時) (レス) id: 7c173ad1c5 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 夏目さん» ご愛読ありがとうございます。学校が始まって更新頻度がどうしても落ちてしまうのですが、空いた時間を見つけて更新していきたいと思っています!私もアニメを見ながら煉獄さんの声が若々しい…と驚きましたw (2019年9月7日 22時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - いつも楽しく読ませて貰っています。とっても良い作品だと思うので、更新よろしくお願いします。あと、私も煉獄さんの声はもう少し野太いイメージでした!頑張ってください! (2019年9月7日 0時) (レス) id: 06c8633641 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - なう。さん» コメントありがとうございます。師弟愛からの恋愛ですか…検討させていただきます。 (2019年8月22日 20時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白 | 作成日時:2019年8月12日 22時