雨柱と逃れ者2 ページ25
in炭治郎
不味い…珠世さんの事がバレた!!?
だとしたら、何処で!?何時!?
いや、お館様も珠世さんの事を言っていた、其処からか?
でも、Aは今、分からないことを確認するような口調だった…
『そんな焦らないでください。珠世様は私を取り上げてくださった方なんですよ、別に狩りにいこうだなんて思っていませんよ。』
カラカラ笑いながらAは禰豆子の頭を撫でる。
炭「本当か?」
『はい』
炭「本当なんだな」
『はい、というかなんでそんなに念入りに確認してくるんですか?』
不思議そうに首を傾げる。
炭「しのぶさんにAの言うことを気安く信じるな、と言われたから。」
俺が答えるとAはガクリと肩を落とした。
『しのぶちゃん…前に騒ぎ起こしたの怒ってるなぁ』
ボソリと何か呟いた後、こちらを向いていった。
『私は嘘は言いませんよ、誤魔化すことと言葉が足りてないことはありますけど…
ともかく先程の事は本当ですよ。』
相変わらず、Aから匂いはしなかったけれど、その言葉は信じていいと分かった。
炭「あの、どうして俺が珠世さんと知り合いだと分かったんだ?お館様から聞いたのか?」
その言葉にAは驚いているように見えた。
『なんで其処でお館様が…まあ、それは置いておきましょう。
何で分かったかは、無限列車の時ですね。
森を走っているときに愈史郎くんの目くらましの札をつけた猫が案内してくれたんです。それと先程、その猫から貴方達についての手紙をいただきましたから』
そういって、白い着物の中から、手紙を取り出す。
中身を見せてもらったがそれは確かに珠世さんの字だった。
『それよりも、お館様から、というのはどういう意味ですか?』
Aは首を傾げ、聞いてくる。
炭「柱合裁判の時、Aがいなくなった後、俺と禰豆子は隠の人達に連れられて、その場を後にしたんだが、その去り際にお館様から珠世さんによろしく、と言われたんだ。」
何か関わりがあるのだろうか?そう思っていると、その考えはAに真っ向から否定された。
『いえ、それは無いと思います。お館様はともかく珠世様が私に鬼殺隊との関わりを伝えないことはないでしょうから。』
その後暫く、2人で首を捻っていた。
・
オマケ
そのときの禰豆子
禰「むー!むー!」
ずっとAの膝の上にいたが、途中から空気で二人が気づいたら凄く機嫌が悪かった。
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白(プロフ) - 夜小雨さん» ありがとうございます!私も無一郎推しなのでこれから無一郎とどんどん絡ませていきたいと思ってます! (2019年9月11日 20時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
夜小雨(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品とても面白く読ませていただいています!私は時透無一郎君推しなので、いつも楽しみに更新を待っています!これからも頑張ってください! (2019年9月10日 7時) (レス) id: 7c173ad1c5 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 夏目さん» ご愛読ありがとうございます。学校が始まって更新頻度がどうしても落ちてしまうのですが、空いた時間を見つけて更新していきたいと思っています!私もアニメを見ながら煉獄さんの声が若々しい…と驚きましたw (2019年9月7日 22時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - いつも楽しく読ませて貰っています。とっても良い作品だと思うので、更新よろしくお願いします。あと、私も煉獄さんの声はもう少し野太いイメージでした!頑張ってください! (2019年9月7日 0時) (レス) id: 06c8633641 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - なう。さん» コメントありがとうございます。師弟愛からの恋愛ですか…検討させていただきます。 (2019年8月22日 20時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白 | 作成日時:2019年8月12日 22時