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「ど、土井先生〜〜!」
この前立花先輩に走ってはいけないと言われたが廊下を走っている。緊急事態だ、分かってくれるだろう。
職員室の前に着くと、ちょうど土井先生が出てきた。しかし
「急には止まれない〜〜〜っ!!」
そのまま土井先生を押し倒してしまった。
「いってて…は!土井先生!」
土井『Aくん〜〜!!廊下は走らない!』
「ごっ、ごめんなさい…って!緊急事態なんです!だから走りました!…走っていい理由にならないですか…?」
土井『緊急事態?なにかあったのか?』
「えっと!諸泉尊奈門という方が!土井先生を倒しに来てしまって!あの!所詮そんなもんって呼んではいけなくて!」
土井『落ち着いて、わかった、わかったから』
とりあえずどこうか、と土井先生は私の両脇に手を入れ、抱き起こしてくれた。
土井『それで?それを伝えに来たのか?』
「はい!土井先生の本日の予定をききにきました!都合のいい時間にしてもらおうと!」
土井『今日はずっと授業だ。放課後も委員会の方に行かなければいかない。』
「そ、そうなんですね…では、そのようにお伝えしておきます。」
土井『なんでAくんが残念そうなんだ』
「諸泉さんが有給つかったって…なんだか可哀想で」
土井『予定を先に聞いてこない方が悪い、では私は授業に行くからな。』
そう言って土井先生は授業に向かってしまった。
「お、おまたせしました」
諸泉『あぁ、それで?いつならいいんだ?』
「ご、ごめんなさい。今日は1日忙しいみたいで…」
諸泉『なんだって!?くそ…せっかく有給を取ったのに…!』
悔しがった諸泉さんは『まぁいい』と言う。
諸泉『君、名前は?』
「えっと、Aと申します。この間から事務たまとして、働いています。」
諸泉『じむ…たま?』
「はい!事務員のたまごです!立派な事務員に慣れるように頑張ります!」
むん!とガッツポーズをすると
諸泉『そうか。じゃあ、また来る。』
そういって、しっかり出門票にサインをして諸泉さんは帰って行った。
((諸泉side))
「A…か。一応組頭にも報告しておこう。」
それにしても…
A『私が人生で会ったこの学園以外の忍者さん』
忍者として人に見られる事は恥ずべきことだろうが、あんな笑顔で言われたら悪い気分はしない。
「いつか…もう少し仲良くできるだろうか…」
((諸泉side、おわり))
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しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございますー!今回はただの番号振り間違いでしたので間に物語が入ることはなかったです(´∀`;)ホッ!気づいて下さりありがとうございました!さくらさんも体調にお気を付けて!もうすぐ終わるその2も、これから始まるその3も是非見て下さいー! (2021年7月20日 9時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - 雛鳥さん» コメントありがとうございます!面白いって言ってもらえて嬉しくて涙が…!雛鳥さんも体調にお気を付けて!お気遣いありがとうございます! (2021年7月20日 9時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 暑いですね〜…毎日、楽しみに読んでいます!もうすぐ、その3ですね!頑張って下さい!!あの、《42》がありません。体調には気を付けてね!(´Д⊂ヽ (2021年7月20日 7時) (レス) id: 4385f0a431 (このIDを非表示/違反報告)
雛鳥 - 1番最初から読んでハマりました!とっても面白いです!これからもキャラといっぱい絡みつつ作者さんも最近暑くなってきたので体調に気をつけてください! (2021年7月20日 7時) (レス) id: 4ab8794890 (このIDを非表示/違反報告)
しらすは釜揚げしか勝たん(プロフ) - チロルさん» コメントありがとうございます!すんごく嬉しいですー!ありがとうございます!これからも見てってください!(b・ω・)b (2021年7月19日 23時) (レス) id: 1903d8bb4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しらすは釜揚げしか勝たん | 作成日時:2021年7月12日 22時