【忍たま】私、事務たまになりました！その2

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｢…ふあぁ…よく寝た…って、あれ？トモミちゃん、ユキちゃん、おしげちゃん？｣

私の周りで3人がスヤスヤ寝ている。

それに、私はいつの間にかトモミちゃんのお膝を借りていたのだろう。少し寝づらそうにしているトモミちゃんを今度は私の膝で寝かせる。まだ日の入りまで時間がある。寝かせてあげよう。


少し日が傾いた。起こさないと風邪をひいてしまう。

｢ユキちゃん、トモミちゃん、おしげちゃん、起きて、風邪ひいちゃうよ｣

3人をゆすり、起きるように促す。

ユキ『んん…もうそんな時間…？』

｢これ以上寝てると冷えて風邪ひいちゃうから…｣

おしげ『ふあぁ…いつの間にか寝てしまいましたぁ…』

｢おはよう、おしげちゃん、ユキちゃん。それにしても…トモミちゃん、起きないなぁ｣

ユキ『Aさん…違うわよ、寝たフリよ、ね、た、ふ、り！』

そう言ってユキちゃんはトモミちゃんの頬をつつく。

ユキ『ほら、トモミちゃん、そろそろ起きなさい。バレてるわよ』

トモミ『えへへ…Aさんの膝枕が離れがたくて…』

｢あはは、おはよう。トモミちゃんのお膝も心地よかったよ｣

おしげ『次は私のお膝で寝てくださいね！』

ユキ『あっ、おしげちゃんずるい！私のお膝も！』

仲の良いやり取りを見てホッコリする。

｢あはは、じゃあ、順番でお世話になろうかな｣

3人『ぜひ！また一緒にお昼寝しましょう！』



3人と別れたあと、自室の前に三木ヱ門くんがいた。

｢あれ？三木ヱ門くん？｣

田村『A！どこに行ってたんだ！』

｢え、お昼寝に…｣

田村『自室に戻って寝るって言ってたじゃあないか！』

｢えっと、心地よさそうな木が校庭にあったから…つい…｣

田村『はぁ…。呼んでも声がないから、倒れてるかと思って、緊急事態だと思って開けたらいないし…』

｢うぅ…ごめんなさい…｣

田村『分かればいいんだ。』

｢そういえば、私になにか用事だった？｣

田村『あ、そうだ。今日のお礼に私が甘味をご馳走してやろうと思って、いつ都合が良い？』

｢えっ、そんなのいいよっ！｣

田村『…私にご馳走してもらうのは嫌なのか？』

｢いやっ、そういうことではなく…気にしないでいいのにって意味…で」

綺麗な赤い目を少しだけ潤ませる三木ヱ門くん。そんな目をされたら断る方が申し訳なくなってきた。

｢えっと…明日の午後か明後日なら…｣

そう言うと三木ヱ門君の目がキラキラした。
明日の午後に、一緒に甘味屋に行くことになった。

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