【忍たま】私、事務たまになりました！その2

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庄『さぁ、Aお姉ちゃん、みんなが待ってますよ！』

きり丸くんと逆の手を取って案内してくれる庄左ヱ門くん。散歩に張り切る子犬みたいだ。

きり『ところで庄左ヱ門、なんでAさんのことお姉ちゃんって呼んでるの？』

庄『色々あったんだよ、ね、Aお姉ちゃん』

悩んでたこと言わないでっという目でこちらを見ている子犬もとい庄左ヱ門くん。

｢そうだね、色々あったね｣

庄左ヱ門君の話に合わせるときり丸くんは少し面白くなさそうな顔をする。

きり『庄左ヱ門ばっかずりぃぞ、俺もAさんのことお姉ちゃんって呼びたいのに』

｢私としては、弟が沢山できるので大歓迎だよ？｣

きり『えっ！ホントっスか！？やった！』

きり丸くんは『姉ちゃん、姉ちゃん』とルンルンしながら呟いてる。
一方庄左ヱ門くんは、少し俯いてる。きっと自分だけのお姉ちゃん呼びが無くなったからだろう。

｢そんな顔しないの、庄ちゃん｣

庄左ヱ門くんの耳元で私は囁いた。すると驚いた顔をこちら向け、目が合うとぱぁっと笑った。どうやら機嫌は治ったようだ。


2人に手を引かれてやってきたのは

｢1年…は組？｣

きり『はい！みんなここで待ってますよ！』

2人に押されて中に入る

1年は組の良い子達『Aさーーーーーん！』

一年は組のみんなが私を囲む

｢わぁ、みんな、寄せ書きありがとうね。とっても嬉しかったよ｣

えへへと笑う一年は組の良い子達。

｢また、授業一緒に受けようね。｣

一年は組『はぁーーーーいっ！』

それから、私は今まで話したことの無い子とも沢山話し、みんなと話した。みんなが手裏剣の練習した時の話、飛行の術の時の話、ホドホド城の籠城の話、みんなは私がいない間にもたくさんのことを経験してるみたいだ。

団蔵『今度はAさんも一緒に行きましょうね！』

伊助『きっと楽しいですよ！』

三治郎『どんな所がいいかなー？』

喜三太『お花畑がいいと思うー！』

一年は組『いいねーーーー！』

｢あははっ！みんな息ぴったりだね！うん！また今度一緒に花畑行こうね！｣


みんなと沢山話した後、土井先生がきて、そろそろ部屋に戻りなさいと言った。
何かあるといけない、とのことで、土井先生が私の自室まで送ってくれることになった。

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