救済措置を実行せよ【名探偵コナン】

再会 ページ18

『ぐっ、うおぉぉぉっ…っ！』

救済完了後、元の時間に戻っきて5日ほど経ったAです。
帰ってすぐ事件のことを調べると、あの爆発による死者は0人と書かれていた。
救済は成功したようだ…当然だけど(歓喜)

あの後、無事帰宅をした私は元の姿に戻った後に来る重度の筋肉痛に侵されベットから出られずじまい…
フィリスとあーみんに酷く心配されながら元の姿に戻り3日経った今日やっと少し体を動かすことが出来るようになった。
某10秒でチャージ出来るゼリーで命を繋いできたが流石にそろそろまともな食事を摂らなければと思い、体に鞭を打って車を使いなんとかスーパーまでやってきた。
免許？持ってるに決まってる。

愛車:アルファロメオジュリアヴェローチェ
色はモンテカルロブルー

……外車のブルーで覚えてくれれば良いよ。

カートを支えにしながら店内を物色する。
体が思うように動かせないから簡単なものにしようか、野菜多めの親子丼なんかいいかもしれない。
肉、野菜、卵が一度に取れるしね
日用品も補充しとかないと…
フィリスとあーみんにも心配を掛けたから何かお詫びにプレゼントしようかな。
フィリスにはお高めな竹輪をあーみんには……そんなことを考えながら次々とカートに商品を放り込んでいく。

『と、届かねぇ……っ！痛たたっ…』

棚の一番上にある商品を取ろうと手を伸ばすが筋肉痛で腕が上がらず苦戦、くそっ、歯ブラシ1本でなんで私がこんな思いを……っ！

「大丈夫ですか？」

苦戦していると後ろから爽やかな声が聞こえ、褐色の腕が伸びてきて歯ブラシを手に取った。

『おぉ、安室さんありがとうございます。』
「いえいえ、はいどうぞ。」

安室透、まさかここで会うとは……運命？
まぁ、おおよそポアロの買い出しで来たんだろう。
…………ふむ。

「体、痛めてるんですか？商品を取るときに辛そうにしてましたけど…」
『ちょっと筋肉痛が酷くて』
「大丈夫ですか？よろしければ家までお送りしますよ？」
『車で来てるんで大丈夫です』
「お連れの方がいるんですね」
『？1人ですよ』
「……え？」
『………19歳なので。』
「えっ！」

…流石あのグラサン野郎の友だちだな。ホント。

友達→←1人目の救済 松田side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す