救済措置を実行せよ【名探偵コナン】

1人目の救済 松田side ページ17

その後の出来事は衝撃的だった。

変なガキと言葉を交わした萩原はマンションの中で解体を行った、が爆弾に仕掛けられた多くのトラップに苦戦を強いられ結局犯人の要求を飲む形でタイマーは止められた。
その間にマンションの住民の避難を確認し、爆弾の解体を開始しようとした時、止まっていたはずのタイマーが再び動き出したのだ。
結局爆弾は爆発。
あのガキの言ったとおりだった…。
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「いや〜…防護服着てて良かったな」
「あのガキは何者だったんだ…」

現在、爆発に巻き込まれた萩原は病院の病室のベッドに横になりながら先日起こった爆弾事件の事について俺と話をしている。
あの時、あのガキの言うとおり萩原はタイマーが止まった後も防護服を脱ぐ事はしなかった。
そのおかげで爆発に巻き込まれたものの奇跡的に一命を取り留めたのだ。

そして萩原を救出している間にあの奇妙なガキは忽然と姿を消していた。
黄色い瞳の子供らしさのかけらも無い子供
突然姿を見せ突然消えたあの不思議な子供…

「もしかしてあの子天使様だったりして…」
「…んなわけねぇだろ。あんなムカつく天使がいてたまるか」
「でも可愛かったよね将来有望じゃね？絶対美人になるよあの子」
「見た目だけだろ」

だが、ただのガキじゃねぇのは確かだな。

「また会えるかなぁ、お礼が言いたいんだけど…」
「…そう遠くに住んではねぇだろ、ガキ1人で来れる距離なんて限られてんだから、捜し出せばいい。」
「名前くらい聞いとけば良かった…」

「………だな。」

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