勢揃い ページ43
現在、私はポアロへの道を歩いていた。
というのも先日、阿笠邸にてコナン少年から少年探偵団の子達に会って欲しいと頼まれた為、次の休日ポアロで彼らと会うことになったのだ。
これだから人気者は困る。
ポアロに着き、扉を開け中に入ると安室さんの姿と、コナン少年、漫画のヒロイン蘭ちゃんとその友達、鈴木園子、世良真純の姿が目に入る。子供達はまだ来ていないようだ。
ちなみに蘭ちゃんは誘拐事件の事情聴取の際コナン少年のお迎えで軽く言葉を交わしている。
「おや、Aさん、いらっしゃいませ。」
『安室さんおはようございます。今日も笑顔が素敵ですね』
「ははは、空いている席へどうぞ。」
『塩対応。』
「Aさんおはよう、あいつらならもうすぐ来ると思うよ。」
『そう?おはよう』
「Aさん!おはようございます!」
『蘭ちゃん、おはよう。誘拐事件の時以来だね。』
「ちょっと、蘭!黄色い瞳の美人さん蘭の知り合いなの!?」
「なんであんた白衣を着てるんだ?それに誘拐事件って…またなんかあったのか?」
『深くは聞かないで、文字数の関係で説明が面倒だから…』
「「?」」
かくかくじかじかだよ。うん。
カウンター席に座った私に注文した紅茶を机に置きながら安室さんが訪ねてくる。
「Aさん、少年探偵団のみんなと何か約束が?」
「あいつらAさんのことえらく気に入ったみたいで、また会いたいんだって」
「Aさん人気者ですね」
『安室さん程では、っていうか2人ともいつの間に仲直りしたの?』
初め会った時は、まだギスギスした感じだったが…
いつの間にか話は進んでいたようだ。
コナン少年の安室さんに対する警戒心はすっかり息を潜めている。
「別に喧嘩していたわけじゃ無いよ?」
「誤解が解けたと言ったところですかね?」
『成る程?安室さんのロリコン疑惑が解けコナン少年一安心といったところか』
「訳のわからない事言わないで貰えます?」
「Aさん、また脛蹴り飛ばされたいの?」
『ごめんなさい』
怖っ!探偵怖っ、目がマジギレ状態だった。
蘭ちゃん達は何の話か分からずキョトン顔をしている。
「あ、Aお姉さんいるよー!」
「姉ちゃん久しぶりだなー!」
「おはようございます!」
2人の睨みから目をそらしながら紅茶を啜っていると少年探偵団の子達が店の中に入ってきた。
430人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミコト(プロフ) - 1412さん» ……確かにっ(衝撃)ご指摘有難うございます!修正しておきます!! (2020年1月9日 22時) (レス) id: 9d332e4a56 (このIDを非表示/違反報告)
1412 - 思ったんですが、夢主さんが自販機でジュースを買っている話があったんですけど自販機に万札は入りませんよ?お話事態はとても面白かったです!! (2020年1月9日 21時) (レス) id: 927162caee (このIDを非表示/違反報告)
ミコト(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります! (2019年1月17日 1時) (レス) id: 442cac4e68 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - 凄く面白いです! 続き楽しみにしてます! (2019年1月17日 1時) (レス) id: a63d8a48ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミコト | 作成日時:2018年12月20日 23時