私はキミに恋をする。1【松風天馬】 (ページ17)

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17話ページ17

………………

『私ね……

＿＿＿＿のことね……

＿＿＿＿だったの!!!』

「………＿＿＿＿＿＿＿＿」

『……………………………………………。』

ズキンッ

やめて。

ズキンッ

思い出したくない。

ズキンッズキンッ…

でも…どうして？

思い出せるのに

思い出せない…？

………………………………

ズキッ!!!!!!

『うあああッ!!!!!!!!!!!!』

目が覚めた私は勢い良く体を起こし、
そのまま座ったまま胸を抑える。

落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着けッ!!!!!!

ぎゅっと制服越しに胸を抑え込む。

まただ。

どうしてこんな事が起きるの…？

そして、

あの人は……………？？

考えていると頭がまた痛くなる。

考えない方がいいのかもしれない。

そう心で感じた。

すると、

隣から突然大きな声で叫ばれていた。

「おっおい！！！！！

しっかりし……ッ！！！！！

あ…ッ……!!!!!! A!!!!!!」

視界がぼやけていたが少しずつ見えるよつになっていった。

『……ﾊｧﾊｧ

ご、ごめん…蘭丸……

わたし…わるいゆめ…みてた……』

荒々しく出る私の息…

気持ちを落ち着かせながら
自分の胸をゆっくり撫でる。

『…ぅ……くっ…ﾊｧ…』

「お前…

無理するなよ…」

『…ごめんッ……』

そのまま私はまた意識が薄れていき、
眠りについてしまった。

眠りつく前に

＿＿＿＿

優しく抱きしめられたような

感覚がした。