私はキミに恋をする。1【松風天馬】 (ページ11)

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11話ページ11

貴方『ててててっ！天馬！？

どうして、私の家に！？』

天馬「すみません。

なんか会いたくなっちゃって…！」

私に会いたくなった…？

なにそれ

意味がわからないよ…

朝からドキドキさせないでよっ。

心臓に悪いよ…っ

昨日のことを思い出すだけで
頭がクラクラしてしまう。

なんであの時…

手を離さなかったの？

なんで、俺を頼ってって言うの？

天馬…

貴方の気持ちが知りたいよ。

.

.

私達は肩を並べながら学校へと足を運ぶ。

天馬は楽しそうに私に話しかけていたけど、
全然、頭に入って来ない。

さっきから頭の中が天馬の事でいっぱいになっている。

ドキドキが止まらなくて本当にうるさい。

貴方『…っむぐ！』

その瞬間、私のほっぺが左右に動き出す。

その理由はすぐに分かった。

天馬「…先輩、大丈夫ですか？

俺、何かしましたか…？」

眉をひそめながら
少し寂しそうは目でじっと私を見つめる天馬。

それよりも顔が近すぎる…っ。

天馬と私の距離は今、5センチくらい。

後少しで天馬の唇に……

って私何を言ってるの…ッ！！！

今の私、本当にどうかしている。

貴方『いやッ……離してよ！』

混乱してしまった私は
天馬の手を無理やり離した。

あまりにも無理やり離してしまったせいで
私の体はバランスを崩して…

貴方『あっ……！』

ドサッ

道端で、

天馬を押し倒してしまった。