出会い。作成中 ページ3
「ーー……！」
「…………？」
「〜〜！」
「ーーねえ、ちょっと！」
「ひぁうっ！？」
突如かけられた声に、眠っていた少女は飛び起きる。ヤヤコマは驚いたのか2、3メートル上に飛び退いた。
そんな少女を見た少年は深ーくため息をつき、少女に言う。
「女の子がこんな道端で寝てたらさすがにあぶないと思うんだけど」
「すみません……ただ、この森で寝ると気持ちいいので」
少女はそう言うと、頭上を飛んでいたヤヤコマに「コマちゃん」と声をかけ、少年に笑いかけた。
「でも、起こしてくれてありがとうございます。……あの、失礼ですが、お名前を伺ってもいいですか？」
「あぁ、俺はカルムだよ」
「カルム……さん？」
「うん」
カルムは言うと、少女を見据えた。少女にも名乗るよう促しているらしい。
「え、えっと……わた、わたしはAです……？」
「A？」
「……はっ、はい！」
「A、……Aって、響きがきれい。俺、好きかな」
「ぴうっ！？」
Aはそういう『好き』という類いの言葉に慣れていないのか、羽を握り潰された小鳥のような声を出して、帽子を下に引っ張り、顔を隠しうつ向いてしまう。
続く
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みゅん(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2014年2月26日 15時) (
レス) id: 51ae46b472 (このIDを非表示/違反報告)
Ga-lu(プロフ) - カルム君との出会い、どきどきしましたっ♪更新頑張ってください♪ (2013年11月22日 0時) (レス) id: aa1842a336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：門外 | 作成日時：2013年11月17日 11時
