爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話 (ページ36)

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体育祭『騎馬戦』ページ36

｢作戦はお前に任せる｣

『…そうねぇ…心操くんは話しかけて相手が答えたら個性が発動するんだったよね

なら』

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ドン

｢って…あ、あれ？｣

『尾白くん。おはよ、ごめんねこんな状況で』

｢いや、えっと…なにこれ｣

訳の分からなそうな尾白くんはA止めを合わせた
そして上にいる心操くんをみて汗を垂らした

『…本当に申し訳ないんだけど今は協力してほしいんだ』

｢あ…あぁ｣

｢…｣

周りではデクや轟が一騎打ちとなっている

それで動かない奴らのハチマキを後ろから根こそぎ取ろう

これは、勝てる

本当は勝己のハチマキを取りたいんだけど無理は禁物

漁夫の利ってね

｢考え事してていいのかなぁ～？｣

『ん？』

ﾄﾝｯと肩に誰かが触った

あの子は確かB組の

『コピーくん』

｢君、爆豪君に似てるね～でも名字は轟だし…何かあるのかなぁ～？｣

『ｲﾗｧ』

｢そう怒らないでよまぁ、負ける気は無いけど……っぐあ！！？｣

コピー君が急に苦しみ始めた

あぁ…私の個性を

｢なんだ…これ…ハァハァ…！｣

｢物間大丈夫か！？｣

｢大丈夫…ハァ…すぐに捨てた…なんだこの激痛｣

｢一旦下がるぞ！｣

焦ったかのように私たちの騎馬から離れていく物間くん達をみて心操くんや尾白くんは頭に『？』を浮かべたが安心の笑みを浮かべた

『…』

無理だよ、君には

誰もこの個性を扱える事なんてできない

この個性を使えるのは

この世界に

私だけだから