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43話 ページ43

最近、ジジィが気味が悪いくらいに機嫌がいい。

何があったのかは訊かないが、なにか面白い物でも手に入ったのだろう。
それに、姿を見ないことも幾度かあった。
それはそれでいいのだが、部下も連れずにどこかへ行っているようだったから少しばかり気にはなった。
これも、訊きはしないが。

そして書斎の本も何冊かなくなっている。
どういうことだ? 流石に疑問が多すぎて、頭が追いつかなかった。
こんな他愛もないことで気が滅入る。苛つく。
そんな自分にまた苛ついた。

今日はなんとなく外の空気を吸っていたい気分だった。
ここの奴らはオレがジジィの息子だということを気にしてか、どこかよそよそしかったり、機嫌を取ったりする奴らばかりだ。

腹が立つ。
息苦しい。
外の空気を吸えば、こんな思いも消えてなくなるだろう。
そう思って中庭の大理石の上を歩く。

「……?」

見慣れないガキがいた。
その顔立ちや身長からして、オレよりも随分年下なのだろうと推測した。

なぜこんなガキがこんな場所に居る?
また新しい疑問が増えた。
最近は苛立つことが多い。

暫くガキの様子を窺うことにした。
銀の髪をしたそのガキは、オレと同じ赤い目をしていて、なんとなく気になった。
ガキにしては随分と小難しそうな本を――いや、あれはジジィの書斎の本じゃなかったか……?

もしかしたら……いや、そうか。そういうことか。
これですべてが繋がった。
つまるところ、最近のあれは全てこのガキが元凶のようだ。

それにしても、なぜこんなガキにあのジジィはここまでするのだろうか。
……考えても仕方のないことか。

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- いえいえー当然の事を言っただけですー喜んで貰えて光栄ですよー それと、音域を広げる練習、頑張ってくださいー諦めずに頑張れば報われるはずですからねー ふむ、来月ですかーコトハ@白亜さんの小説は奥が深いのでーワクワクしますねー楽しみにしてますー (2015年8月21日 12時) (レス) id: 7c8a29757a (このIDを非表示/違反報告)
コトハ@白亜(プロフ) - 杏さん» 返信ありがとうございます。そう言っていただけると作ってよかったと思えます…ありがとうございます。なるほど、その方法がありましたね…早速試してみようと思います。アドバイスありがとうございます。せめて再来月までに公開できるよう頑張ります…! (2015年8月20日 18時) (レス) id: 5c05607229 (このIDを非表示/違反報告)
- 大丈夫ですー、ミーも返信遅くなってすみませんー 気に入った作品にコメントするなんて当たり前じゃあないですかー 音域が狭い、ですかーピアノで音を取ると結構出やすいですよーあとは、歌いたい曲を練習してー音域を広げるのもいいと思いますー 続編、待ってまーす (2015年8月20日 15時) (レス) id: 7c8a29757a (このIDを非表示/違反報告)
コトハ@白亜(プロフ) - 杏さん» 返信ありがとうございます、遅くなってすみません!わわ、続編までコメントいただけるんですか…ありがとうございます!嬉しいです!音痴というか出せる音域が狭いんですよね…なので歌が上手い人羨ましいのです… (2015年8月19日 0時) (レス) id: 5c05607229 (このIDを非表示/違反報告)
- はいー、頑張って下さいー続編出来るまで此処を見に来たりしましょうかねー 一番に作品を見に行ってコメントしたいですー…音痴?そんなのカラオケが悪いんですー声の質は様々じゃないですかー (2015年8月17日 11時) (レス) id: 81089b7519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コトハ | 作者ホームページ:   
作成日時:2014年6月13日 17時

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