【シリアス松】ネガイゴト

時を遡る ページ7

おそ松)デカパン博士…


おそ松はハッと思いつき、家を飛び出して行った。


息を切らしながらたどり着いたのは研究所。

勢いよくドアを開けるおそ松

おそ松)デカパン博士！！！

デカパン)ほぇ！？

突然の訪問者に持っていたジュースをこぼす

おそ松)みんなを…弟達を…生き返らせる薬…！！

尋常じゃない慌て様に非常事態だと察したデカパン。


デカパン)残念ダス…
人の命をどうこうする薬はないダス…


その答えにおそ松は、膝から崩れ落ちた。


おそ松)このままじゃ…みんなが……

深刻な顔をするおそ松に、デカパンは詰まる言葉を口にした

デカパン)方法がない…訳ではないダス…
ただ、非常に勧められない方法ダス

その言葉におそ松は掴みかかる勢いで顔を上げた


おそ松)……なんでもいい。弟達が助かるなら…


その決意にデカパンは渋々と話し始める


デカパン)過去に行き、未来。つまり、現在を変える方法ダス。
ただし、未来を変えるまでは元の時代には帰ってこれなくなるダス。
そして、未来が変わらなければループするダス。


おそ松)……


デカパン)その世界で死んだら存在ごと消えてしまうダス。
それでも、行くダスか…？

おそ松は少しだけ悩んだが、コクリと頷き返事をした。


デカパン)分かったダス…


デカパンは奥の部屋にいき、過去に戻る装置を持ってくる。



デカパン)過去についたら記憶障害が起こり、何をしに行ったのか忘れることがあるダス。
強く願えばはやく思い出せるダス。


おそ松)あぁ、分かった。





弟達を助ける。

そう強く願ったおそ松は過去へのゲートをくぐった。

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