【シリアス松】ネガイゴト

六つ子の日常 ページ2

チョロ松)ぅおい！！！お前ら！！
　 いつまで寝てんだ！！


朝…といってもそろそろ正午になる頃、緑のパーカーを着たチョロ松がまだ寝ている５人を怒鳴っていた。

おそ松)ふぁ〜あぁ…チョロ松ぅ…今何時だと思ってんのぉ？
　 まだ朝の１２時だよぉ？

後頭部に芸術的な寝癖をつけたおそ松が体を起こす。

チョロ松)お！ひ！る！の１２時だよ！
　 一体いつまでこんな生活続けるのさ…

カラ松)フッ…それが人の生きる道…人生ってやつさ…
　 It`s My Life

寝起きそうそうドヤ顔で意味も分かっていない言葉を吐き捨てるカラ松

トド松)朝からイタイよねぇ〜

一松)○ねカラ松。

騒がしい声とイタイ言葉に目を覚ますトド松と一松

十四松)ライフってなに？！美味しいの！？

ガバッ！飛び起きた十四松

トド松)食べ物じゃないよ十四松兄さん。
　 どちらかというと毒だよ

カラ松)えっ。

十四松)毒！？カラ松兄さんスッゲー！！
　 毒吐けるの！？ヘビ？！

チョロ松)毒をはいてるのはトド松だろ…
　 いいから、お昼ご飯だよ？

５人)は〜い


これが、毎日。
これが、日常。

いつまでたっても働かない六つ子。
絶賛ニート堪能中。であった。


お昼ご飯を食べ、パーカーに着替えた六つ子達は各々好きなこと始めた。

カラ松はカラ松ガールを探す旅へ
チョロ松はアイドルの握手会
一松はネコと遊びに
十四松は野球に
トド松は女の子たちとデートに。


おそ松は一人、部屋に取り残されていた。


おそ松)えぇ〜！？誰もいないのぉ！？
　 兄ちゃん一人で死んじゃうよぉ〜寂しいよ〜

と、じたばたするものの、外に出ようとはしなかった。


おそ松は寝そべりながら天井を見つめた。


おそ松)(俺たち…こんな生活になって何年経つんだ…？)

ふと、そんなことが頭に浮かんだ。
もう何十年も、ぐぅたら扶養生活をしている気がする…


流れていく日々が、あっという間に感じているのだろう。
おそ松はフッ…と笑うと起き上がり、のびをした。


おそ松)さぁて…あいつらは何してるかな…

スクッ…と立ち上がろうとした瞬間。

目の前が回りだし、激しい頭痛が襲う。

おそ松)うっ…なんだ…コレ…

その場に膝をつくおそ松。

おそ松)なんだ…なにか大切なことを忘れてる…気が…


そのまま倒れて意識を失ってしまった。

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