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伍拾捌 ページ9
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「お疲れ様です。今回の最終選別を受けている剣士様で筋がいい方はいらっしゃいましたか?」
『そうですね。私が見た中ではまこ……失礼しました。花柄の着物を着ている鱗滝さんの弟子である女の子ですね。
鬼をよく見て俊敏に動いていました。恐らく剣士の中で一番賢く立ち回れているかと思われます。』
因みにこれは推しだから贔屓している、とかではない。この五日間で最終選別を受けている剣士たちの戦闘を見ていたけど、一番動けていたのは真菰だった。
他の剣士も何人か筋がいい子はいたが、真菰には及びそうにない。非力な面を補助する俊敏さを上手く活かせていたから。
「よく見られておりますね。素晴らしい観察力です。」
『ぇ、ぁ……あ、お褒めに預かり光栄です……』
無一郎が”白樺の木の精”と言っていたことが改めてわかった。原作であまね様が笑っていた場面がなかったから、私に向けて微笑んでくれたのに驚いた。
あまね様はそんな風に微笑むんだ。
「残り二日もよろしくお願い致します。」
『はい、お任せ下さい。』
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作者名:愛 | 作成日時:2023年5月25日 18時