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捌拾 ページ31

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「そういえば……今、Aさんにお話して思い出したのですが……鬼舞辻無惨が瀕死状態になった時、虹乃さんを鬼にしようとしていました。」


『!!?!』



無惨が初代様を鬼にしようと……!!?師範からそんな重要な話は聞いていない。そんなこと師範は知らない…?いや、そんな重要なことなら書物に必ず書いてあると思うけど……



『それで初代様は鬼になってしまったのですか?』


「なりませんでした。血を少量分け与えられていたものの、縁壱さんによって弱っていたので……運がよかったのでしょう。

まさに、虹……虹という言葉が最も合う人でしょう。」



虹はスピリチュアル的に幸運の前触れと言われていると前世の時にインターネットで見たことがあった。もし、最初に無惨が初代様を鬼にしようとしていたら……そんなこと、考えたくない。



「おそらく、伍ノ型で無くなった腕や病気を治せるようになったのは、それが原因かもしれません。」


『その無惨の血が初代様と混ざり合い、二代目や歴代虹柱様に繋がっていった……と。』


「そう考えていいでしょう。ただの人間に、無くなった腕を戻す術なんてありませんから。」



それにしても、少量の血だったのにも関わらず無くなった腕や病気を治せるようになるなんて……縁壱さんと同じぐらい初代様もチートなのでは?

最初から原作壊れてるからもうわけわからなくなりそう……情報量が……しかもこれ初代様についてでしょ?色様はどんな並外れたお力を持っているのだろうか……

捌拾壱→←漆拾玖



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作者名: | 作成日時:2023年5月25日 18時

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