【鬼滅の刃】転生したら既に原作が壊れていた件弐 (ページ29)

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漆拾捌ページ29

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「ここだ。……いいか？くれぐれも、くれぐれも失礼のないようにするんだな。」

『ふふ、はい。』

「(信頼性に欠ける……)

珠世様、連れてきました。」

「おかえりなさい愈史郎。Aさん、お待ちしておりました。」

中に入ると既に珠世さんがいらしていた。わあ、今日もお美しいですね……なんて言えるわけもなく、内心に留めておきました。

「お時間があるようでしたら、虹乃さんや色さんについてお話しますが……どうでしょうか。」

『時間ならありますので、是非お願いしたいです！』

やった、初代様と色様について知れる機会がやってきた！
師範からは本当に何も聞かなかったから、今度の非番の時に会いに行って聞いてみよう。

「ご協力ありがとうございます。……Aさんの血は少し特別な血かもしれません。」

『特別、ですか？稀血だからというわけではなく…？』

「稀血とはまた別ですよ。Aさんの血の使い方によっては、何かに役立てるかもしれません。」

わあ、これは転生特典的なやつかもしれないなあ(白目)
何でもありだなここ……何でもありだね。何かに役立てる……ううん、お館様の病を治すとか……？

「これは私の憶測ですので、気にしていただかなくて結構です。また確信が持てればお話致します。」

『あ、はい！お願いします。』