【鬼滅の刃】転生したら既に原作が壊れていた件弐 (ページ3)

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伍拾弐ページ3

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雀の鳴き声が聞こえ、夢から覚めたのだと気がついた。凄く現実的な夢を見た。あの夢は一体何なのだろう。〝色〟って、もしかして色柱様のことかな。

「鬼狩り様、お目覚めでしょうか。」

『……あ、はい……今起きたところです。』

「おはようございます。では朝餉を持って参ります。」

『はい、ありがとうございます。』

鬼殺隊員になって結構な時間が経過した。伊之助がやっていた階級を示せ、を一度やってみたくて、昨晩やってみた。

どうやら今の私の階級は丙(ひのえ)。上から三番目だ。やはり虹の呼吸の剣士と期待されているのか、一日の任務の数は片手で数えられるか数えられない程度。

体力が前よりもついているのか、疲れも徐々に減ってきていた。

「カァァ！オ館様カラ直々ニ任務ダ！」

『お館様から？……もしかして、もうそんな時期？』

「ソウダ！最終選別ノ監視ダ！」

『わかった。朝餉を食べたら、すぐに向かおう。』

日輪刀を右横に置く。最終選別の監視なら隊服に着替えるわけにはいかない。藤の家の人を呼んで衣服も持ってきてもらおう。藤の家の人を呼んで衣服を用意してもらうよう頼んだ。

今回の最終選別に真菰はいるだろうか。杏寿郎は……うーん、時系列的に違うような気がする。恐らく今回の最終選別でいるとすれば真菰だけだろう。