学力基準で入学した少女の物語【妖怪学園Y】 (ページ24)

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「父さんは、ずっと悔やんでいた。それで、僕は伝言を頼まれたんだ…」

〝「時計を見つけてこう伝えてくれ。これまでわしと一緒にいてくれてありがとう。お前は苦しい時も嬉しい時もずっとそばにいてくれた。

わしの大事な家族だ…」〟

その言葉に、古時計は涙を浮かべた。古時計は思い出を振り返る。

古時計「ひでおさぁぁぁん！！」

フブキ「別れは辛いけど、あなたがすべき事は、しっかり前を向いて時を刻んでいく事。そうでしょ？」

古時計「前を、向いて……？……みんな、ありがとう……」

古時計は笑みを浮かべると、青色に光出した。すると手足がついている時計へと変わっていた。

フブキ「あなた、誰？」

「どーもー！ブロッケンクロックです！」

A「ブロッケン…クロック？」

園等「おめでとう、フブキさん」

ブロッケンクロックを5人で見ていると、園等先生が食堂に来ていた。

ジンペイ「園等先生？いつからいたの！？」

園等「あなたも遂にYSP能力を開花させたわね。あなたをYSP能力者として認めるわ。これはその証よ」

白衣のポケットからYSPウォッチを取り出し、フブキの前に差し出した。

園等「その怨霊に近づけてみなさい」

園等先生に言われた通りに、ブロッケンクロックにウォッチを近づけると、虹色に光り、ウォッチに吸い込まれた。

そして4枚のメダルが現れた。