story2 ページ2
「なんすか、“父さん”」
そう、理事長って言うのは僕の父さん。
「あぁ、また呼びたしてしまって悪いな」
全くだよ、理事長の娘なんてバレたら皆の態度変わって困っちゃうじゃん!
「明日から母さんが帰ってくるんだ」
は?
母さんが?
「お前、母さんに会いたくないだろ?」
「うん…」
母さんは父さんに嫌われ出ていったはずなんだけどな。
もしかして、嘘ついてた?
「だから、お前の為にマンションを一部屋借りた」
あ、そりゃ、どうも。
「詳しい事はまた今度話そう。もし、母さんに会いたくなければ、そのマンションに行くといい」
喜んで行かせてもらうよ。
でも1人じゃむないよな〜
「何をしようがお前の勝手だ。金は部屋に置いといた」
自分勝手に出来るって事?
最高じゃん!
「足りなくなったら、理事長室に来い」
へー。うちに行くと母さんいるもんな。
結構、気が利くじゃん!
「話はそれだけだ」
「分かった」
しばらく父さんとも会えなくなるな〜
「あ!胡桃!」
理事長室から出ればすぐに楓彩が抱きついてきた。
「あれ?待っててくれてたの?」
「えぇ」
あれ?
この声って、楓彩だよね?
うん。そうだ。
以外と優しいんだね。
「なんて話だったの!?」
食いつくな、おい。
てか、痛い。
離せ、楓彩。
「あー母さんが帰ってくるから、マンション借りといたよ〜だってさ」
説明不足なのは知っているよ。
長話は苦手なんだよ、
話すのも聞くのも。
「意味わかんないけど、とりあえず、マンションに住むって事だよね!」
「まぁ、まとめればそうだね」
そうだ!
「二人も一緒に住まない?」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふるるん | 作成日時:2018年1月21日 11時