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致し方あるまい… ページ2

バキッ

その音と共にドアが破られ興奮した熊公が入ってくる。



「致し方あるまい。」



熊公が立ち上がる。



今だ。


異能力『ガラスの兎』



異能力の詳細がわからぬよう、さっき割れたガラスの破片を一度、触る。

幾つかの破片がヒグマの心臓に向かって音速をも超えるかの勢いで貫きた。



ドシンッ


と音を立て熊は倒れる。



「まず一匹目」



とAが行ったと同時くらいだ。



パンッ!パンッ!



猟銃の音が何発か聞こえる。


ふと外を覗くともう一匹の熊も仕留められている。



斎藤「大丈夫か?!Aちゃん!」



「あっ、熊を異能力で殺してしまって。」



金井「いや、命が第一よ。」



Aがガラスを動かす異能力なのは、斎藤さんも金井さんも知っている。



斎藤「それにしても此処の廃墟はキミがわるい。ほら、熊を回収して出るぞ。」



「うん。」



Aは、ふと辺りを見るが男はもう居ない。

次の日、カフェ兼家の自室で本を読んでいるとカフェエリアに私を呼んでいる人がいると聞いて、カフェエリアに出ると。



「あ、」



??「こんにちは、先日のお礼をしたくて。」



昨日の今日で、家もバレるのかよ。

コイツは、ポートマフィアより出来る。



「斎藤さん。アトリエででも話してくる。」



斎藤「わかった。」



アトリエとは、家の隣にある小さな小屋だ。ステンドグラス作家の奥さんのアトリエで、私も時々使わせてもらっている。

現在は奥さんはカフェにいるのでアトリエには誰もいない。



「で?なに?」



??「いえ、先日貰った水筒を返そうと思いまして。」



と彼は紙袋に入った水筒を渡してくる。


爆弾が仕掛けられていて水筒を開けた瞬間爆発するかもや、毒が塗りたくられているかもと少し警戒する。



??「何も貴方が思う様な危険な仕掛けはされてないので安心して下さい。」



「捨てるね。」



私は笑顔で答える。



「そこの椅子にでも座って?」



オーダーメイドの時の来客用の椅子に彼を座らせる。

ふと大きめなガラスの破片を、手に取り異能力でこねくり回しながら喋る。



「現状私についてわかっている情報は?」



??「内緒です。」



彼はにこやかに答える。



「ふーん。じゃあ、キミの名前は?」

細男は、なんちゃらスキーという名前らしい。→←あぁー!もう!



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果林糖(pixivの方に揃えました。)(プロフ) - 00さん» 報告ありがとうございます!全然気づきませんでした。 (3月12日 16時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
00(プロフ) - オリ,フラ外して下さい (3月12日 9時) (レス) id: 5b4daa91ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零奈 | 作成日時:2024年3月9日 12時

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