面倒くさい事になっちまった。 ページ7
しばらくして、中也が遠方の任務から帰って来たと同時くらいだ。鏡花ちゃんが治を捕まえてと言う報告が入ったのは。
「ちゅーうやー。どう思う?」
中原「どう思うも何も、絶対裏があるに決まってるだろ。」
現在、中也の職務室の応接用のソファーでゴロゴロしている。
「うんうん。そうだね〜。」
中原「と言うか気持ち悪いんだよ。」
「何が〜?」
中原「青鯖を真似している所とかがだ。」
「うわーん。あんなにウブだった中也の口が悪いです。」
中原「うるせぇな!と言うか、修華さんが青鯖の真似してると俺も口調とかそっちに持ってかれるんですよ。」
「…」
ふと、楽しそうな事を思いつく。
「中也君。ごめんね。」
前の喋り方で、悲しそうな笑みを浮かべて中也に言う。
中原「いや、えっ、と、俺も色々言い過ぎた。」
すると思ったより、中也が凹むのでびっくり。
「なーんてね。中也、治の所行くんでしょ?」
中原「…あぁ。」
「後で私も行こうかなぁ。」
中原「あのシスコンの事だ。喜ぶぞ。」
「アッハハ。治がシスコン?冗談は大概にしてよ?」
ココロが冷えて行くのを感じる。
中原「…そうかよ。」
中也は納得のいかない様な顔で、部屋を出て行く。
主の居ない部屋、空笑いをする修華。
「ハハッ、私が治に好かれてる?」
「必要とすらされてないよ。」
まぁ、それでも役に立つ様頑張るけど…
あぁ、ヤダヤダ暗くなる。
今度、乱歩君に愚痴ろ。
いや、駄目だ。愚痴ばっかり言ってる女は嫌われる。
そうだ、今度着て行く服を考えよう。
うーん。この間はスカートだったし…、ガウチョパンツ?
そう考えて居ると
コンコン
蓮「太宰さん、居ますか?」
「居るよー。」
ガチャ
蓮「首領から、首領室に来る様にと、あと、携帯の電源は常に入れたく様にと…」
「あぁ、ごめんごめん。」
恐らく、私の携帯に繋がらないから蓮の方に連絡が行ったのだろう。
「はぁあ、面倒くさい…。蓮は仕事に戻っていいよ」
蓮「判りました。」
そう言って修華は重い足を首領室に向け歩き出したのだ。
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果林糖(pixivの方に揃えました。)(プロフ) - 雪うさぎさん» デットアップルは、めっちゃ一瞬ですけどね。 (4月19日 23時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - デットアップルだー!!!!!!楽しみすぎます!更新頑張ってください! (4月19日 16時) (レス) id: b0525d6ec0 (このIDを非表示/違反報告)
こちら名無し - うっわ。。。めっちゃ楽しみです、、、頑張ってください!!!! (3月1日 19時) (レス) @page40 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - せなさん» 暗くなり過ぎない様に意識してるのでそう言って貰えて嬉しいです。 (1月22日 7時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 待って待って今から読むんだけどなんか、二度目はなくってよって書いてて吹いた笑 (1月21日 22時) (レス) id: fdd34e7dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零奈 | 作成日時:2024年1月13日 0時