太宰姉の苦悩。

拷問椅子に上司を座らせるなんて！ ページ41

「なぜー。私は縛られているのでしょうか？」



今、私修華は、何故か来客(と言う名の侵入者)が来た時の椅子に拘束されている。ちなみに場所は、一応私の職務室。



凛「首領からの伝言です。要安静。それが出来ないなら拘束でもしときなさい。と、言われましたので。」



「いや、だからって拷問椅子に拘束しないで！」



凛「ただ縛るだけなら修華さんに抜けられてしまいますので。」



「あれー？そういえば蓮は？」



凛「今から探偵社とラグクラフト殲滅合同作戦があるので、一夜限りの双黒？の復活らしく。兄さんは中也さんの回収係？だそうです。」



「あー。確かに蓮にしか頼めないね。」



凛「修華さん。双黒ってなんですか？」



「あれ？凛知らなかったっけ？」



凛「はい。」



「資料庫に資料があった気がするから、見てきたら？」



凛「はい！」



そう言って凛は部屋を出て資料庫に向かっていった。



「素直すぎるんだよなぁ。」



カチン、カチャ



修華は難なく拷問椅子から抜け出す。



「うーん。」



修華は伸びをする。



「さーて、白鯨でも乗っ取るか。」



そう呟き、プロファイリングをする時の修華の個室に向かう。



カタン



[入るな！作業中]



という看板を扉にかける。



「はぁ、乱歩君不足で死にそう…」

「でも、此れが終われば…」



そう修華はぼやきながら電脳を起動させるのだった。





数日後。芥川プラス探偵社によって組合の騒動は、終息した。組合は、内乱も起きほぼ壊滅状態。

そして鏡花ちゃんは今回の件で大きく貢献した為正式に探偵社員になったそう。



首領「修華ちゃん。少し"調べて"欲しい人が居るんだよね。」



結局後から介入して来た誰かさん(大体推測出来ている)によって失敗に終わった白鯨乗っ取ろう作戦報告ついでに首領に呼び止められる。

"調べて"→←＊＊＊

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