太宰姉の苦悩。

クレープ食べたい。、 ページ32

公園に差し掛かった所で夢野はクレープ屋を見つけた。



「よし、買いに行くか。」



二人してクレープ屋のメニュー表をじっくり見る。



夢野「僕、チョコバナナ！僕あっち見に行ったりして来る！」



「え、ちょ、まってどっか行かないで！」



夢野はメニューを決めたかとおもったら、どっか行ってしまう。



「えっと、チョコバナナとキャラメルで。」



修華は、夢野から目を離さない様にして居たかったので、急いで会計をする。


だが、時遅し。



夢野「えいっ！」



なんと不運にも修華にとって最悪の事態、組合の異能力者ラグクラフトとジョン・スタインベックと接触してしまう。



夢野「うわぁぁぁぁ！」



夢野がラグクラフトに捉えられてしまう。


バサっ


が、急いで修華はツルを刀で切り夢野の拘束を取り夢野を救出して、走り逃げ出す。



夢野「ご、ごめ…」



「口閉じて。怪我されたら困る。」



夢野が泣きそうに言うが、それを無視して命令する。



キキッー


公園の近くに黒塗りの車が止まる。


修華が走りながら読んだ、ポートマフィアの車だ。



ドアを急いで開け雪崩れ込むように乗ったら、ドアが閉まる前に修華は言う。



「蓮！出せ！」



蓮「はい！」



そうして車はドアが閉まる間もなく走り出す。



「全力で飛ばせ！」


ブゥぅぅん。



夢野「しゅ、修華さんごめんなさい。」



夢野は泣きながら言う。



「泣かなくていいから、シートベルト閉めて。」



修華は後方を見ながら言う。

ラグクラフトとジョンによる異能力でツタが張ってくる。



「私が車を守るから。」



そう言って修華はドアを開けそのまま車上に軽々と乗った。


車を捕まえようとするツタ達を修華は、日本刀で次々と切って行く。



「チッ、キリがない。」



そう、修華がつぶやいたと同時だ。



ドンッ



車が何かにぶつかる。


その衝撃で修華は車上から投げ飛ばされる。

修華は、なんとか体制を整え着地して車の方を見るとそこにはラグクラフト車の前に居て引かれて居るじゃないか。


車はスピードを出して居たのと、巨体のラグクラフトがぶつかった事でひどく破損している。



「蓮！Q！」



修華は、急いで車に駆け寄りドアを開ける。

いやー、シートベルトって大事なんだよ。→←え〜。The next station is Yokohama. Yokohama.

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