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列車の中にて… ページ30

ガタンゴトン、ガタンゴトン。



夢野「わぁ、初めて列車に乗ったー!」



「あんまり、乗り出すと怪我するよ。」



夢野「僕が怪我すると修華さんが困っちゃうもんね!」



「楽しげに言う事じゃないよ。」



現在、修華は夢野の付き添いで列車に乗っている。



夢野「…修華さん、機嫌悪いね!」



「…」


 
相変わらずのご機嫌で夢野が言う。



先程まで修華は首領に説教をさせられて居たのだ。


紅葉を置いて行ったこと、地下牢に勝手に入り浸って居たこと…


地下牢の権は、夢野を出す時に夢野が修華の話をしたからだ。


そしてついでに言うと、夢野を外に出すことを修華は異議を申し立てる為に首領室に行ったのに、結局それも通らず説教された訳である。


まぁ、この状況だったら誰でも気を悪くするだろう。



夢野「探検しに行っていい?」



「…列車の中では、誰も呪わないでね。」



夢野「はーい!」



そう言ってQちゃんは、列車の中の探検に行った。



「そろそろかな。」



首領が意図的に組合に流した情報で組合が探偵社事務員を襲い、事務員が逃走してこの列車に乗る。

組合から逃げてひと段落したその時が狙い目。


と言う感じなのだが、そこにQちゃんを出すなんて何千、何百と浮かぶ策の中の、何十通りの選択肢の中で最悪な選択肢。


まず、組合に取られたら最悪。

そして、後処理が大変。

何個も欠点があるが、一番私が許せないのは、Qちゃんの気まぐれで一般人にも害が行く事。



…あー。辞めだ辞め。こうなった以上どうしようも無い…



さて、Qちゃんを探しに行くか。


と席を立ち、Qちゃんが歩いて行った後方車両に向かって歩いて行く。



今日は、探偵社員に会うかもしれないから、髪は付け毛をして治そっくりではない。



あ、見つけた。


その前方には、探偵社の事務員ナオミ少女と春野女史…


万が一を考え足を早くする。


ドンッ


春野「ごめんなさい!」


夢野「ごめんなさい?」

夢野「こちらこそごめんなさい。」



どうやらQちゃんは、春野女史らを呪うつもりはないらしい。



「あ、すいません。弟が…」



弟。私とQちゃんは、今姉弟と言う設定だ。



ナオミ「いえ、こちらこそ。もし二人だけなら、よかったら目的地までお話ししません?」



「いいんですか。ありがとうございます。」



そこで近くの四人席に座り、楽しく談笑し始めたのである。

え〜。The next station is Yokohama. Yokohama.→←組合諸君、帰るがいい!



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果林糖(pixivの方に揃えました。)(プロフ) - 雪うさぎさん» デットアップルは、めっちゃ一瞬ですけどね。 (4月19日 23時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - デットアップルだー!!!!!!楽しみすぎます!更新頑張ってください! (4月19日 16時) (レス) id: b0525d6ec0 (このIDを非表示/違反報告)
こちら名無し - うっわ。。。めっちゃ楽しみです、、、頑張ってください!!!! (3月1日 19時) (レス) @page40 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - せなさん» 暗くなり過ぎない様に意識してるのでそう言って貰えて嬉しいです。 (1月22日 7時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 待って待って今から読むんだけどなんか、二度目はなくってよって書いてて吹いた笑 (1月21日 22時) (レス) id: fdd34e7dad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零奈 | 作成日時:2024年1月13日 0時

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