きゃー。こわいこわい。(棒) ページ25
敦「時間稼ぎありがとうございます！あとは、僕がやります。」
モンゴメリ「お話は終わり？やる気は戻ったかしら。でも終わりよ」
敦青年が立っている床下からアンが出現する。
敦青年は、驚異的なジャンプ力で上へ跳躍し避けるが、上からもう一体のアンが襲い掛かってきた。
敦「もう一体！？」
モンゴメリ「そちらは三人なのだから当然でしょ！」
敦はアンの巨大な手に捕まってしまう。
敦「しまった！」
とたんに奥の扉が開き、無数の人形の手が飛び出し敦の身体を掴み、扉の中に敦の体を引き込んで呑み込んだ。
モンゴメリ「はーい！二人目★」
モンゴメリの甲高い声が室内に響く。
目的である敦の捕獲に成功したことに、満足したのか途端に可愛らしく振る舞い始めた。
モンゴメリ「それで…あなた達はどうなされるの？」
モンゴメリ「少年も捕まえた所だしフィッツジェラルドさんは大変喜ばれるわ。だから特別に見逃してあげてもいいわよ」
モンゴメリ「それとも……おじさま達がアンに捕まった時の絶望した顔を見てみようかしら」
依然として満面の笑みを浮かべ続けるモンゴメリ。
気に食わない。
私とは、絶対そりが合わないタイプだ。
そして先程も彼女は、私の地雷を踏んだ。
本来なら、今にも殺して居る所だ。
うーん。でも、森さんはなるべく何もするなとでも言うような顔をしていたしなぁ。
ふと、森さんの方を見ると、森さんは顔を上げて、これまでにない低い声でこう言った。
森「試すかね？」
その瞬間、部屋中に冷気が漂うのを肌に感じる。
モンゴメリは体を震えさせ、アンは動けなくなっている。
「きゃー。こわいこわい(棒)」ぼそっ
森「きみは勘違いをしているよ、お嬢さん」
モンゴメリ「え？」
森「お嬢さんは三人の異能力者と戦っていた」
モンゴメリ「ええ、そうよ。三人ともアンに捕まって、あたしの勝ちよ！」
森「三人ともまだ敗北はしておらず、きみはすでに負けている」
モンゴメリ「何を仰っているの？」
森さんが指を指した方向は、先程、敦青年が吸い込まれていった扉である。
モンゴメリが見つめる中、扉の風景が奇妙に歪み始める。そして、閉じた扉の幻が消えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
果林糖(pixivの方に揃えました。)(プロフ) - 雪うさぎさん» デットアップルは、めっちゃ一瞬ですけどね。 (4月19日 23時) (
レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - デットアップルだー!!!!!!楽しみすぎます!更新頑張ってください! (4月19日 16時) (レス) id: b0525d6ec0 (このIDを非表示/違反報告)
こちら名無し - うっわ。。。めっちゃ楽しみです、、、頑張ってください！！！！ (3月1日 19時) (レス) @page40 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - せなさん» 暗くなり過ぎない様に意識してるのでそう言って貰えて嬉しいです。 (1月22日 7時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 待って待って今から読むんだけどなんか、二度目はなくってよって書いてて吹いた笑 (1月21日 22時) (レス) id: fdd34e7dad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零奈 | 作成日時：2024年1月13日 0時
