組合の襲撃。 ページ18
乱歩君と別れて仕事に向かう。
先程、来たメールは、事務所が予想通り消えたと言う報告があったのだ。
私の命令で何人かの戦闘員以外は避難していたので、そいつら以外は無事のよう。
プルルッ。
その画面に表情される名は、我が主君の名前。
プッ
「はぁ、なんですか?今、職場に向かったってますが?森さん。」
森『今、街でしょ?エリスちゃんを探すの手伝ってくれない?』
「は?自分の異能力でしょ?」
森『まぁまぁ、よろしくね。』
プッ
「あんの、クソやろう。○ね!」
まぁ、少し休暇が長くなったと思ってついで感覚でエリス嬢を探そう。
街を歩く周る。
とある交差点に差し掛かった時の事だ。
森を遠目で見つける。うーん。キョロキョロとエリス嬢を探しているからとても見つけ安い。
と同時に、探偵社の青年二人組を見つける。
彼方も何かを探している様だ。
森の声を掛けようとまた一歩踏み出した途端、何処か知らない場所に飛ばされる。
人は極彩色の玩具箱のような空間。
エリス嬢が好みそうな可愛らしい人形やおもちゃがあるが、何処か不気味な雰囲気がある場所。
「異能空間…」
昨日ハッキングした、組合の構成員の情報が入ったデータベースにそんな異能力者がいた。
周りを見渡すと、さっき見た探偵社員の青年と人虎君、森もいる。
少女「ようこそアンの部屋へ」
部屋全体に響き渡るような高い声が聞こえた。
声のした方を見ると癖のある長い赤毛を三つ編みで二つに垂らしている女の子の姿があった。
あれが、ルーシー・モンゴメリか…
モンゴメリ「あら嫌だわ。こんな沢山の方たちに見詰められて。あたし初対面の方とお話するの苦手なの」
そう言う割には、人間の神経を逆撫でする余裕そうな表情をしている。
白々しいなぁ。
彼女に嫌悪感を持つ。
モンゴメリ「でも駄目ね。ちゃんと説明しなくちゃあ。皆さんきっとお困りだわ。だってこんな見知らぬーーーー」
谷崎「ナオミは何処だ」
探偵社の兄妹の兄の方が、怒気を孕んだ低い声で彼女の言葉を遮る。
少女「あらご免なさい。その説明が最初よね。探偵社の皆さんはあちらよ」
モンゴメリは奥の扉を指す。その扉についた窓から中が見える仕様になっていた。
探偵社の…確か谷崎青年が、その奥の扉に駆け寄り中を確認する。
谷崎「賢治君!ナオミ!」
そうか、彼らが探して居たのは他社員と妹さんか。
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果林糖(pixivの方に揃えました。)(プロフ) - 雪うさぎさん» デットアップルは、めっちゃ一瞬ですけどね。 (4月19日 23時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - デットアップルだー!!!!!!楽しみすぎます!更新頑張ってください! (4月19日 16時) (レス) id: b0525d6ec0 (このIDを非表示/違反報告)
こちら名無し - うっわ。。。めっちゃ楽しみです、、、頑張ってください!!!! (3月1日 19時) (レス) @page40 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - せなさん» 暗くなり過ぎない様に意識してるのでそう言って貰えて嬉しいです。 (1月22日 7時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
せな(プロフ) - 待って待って今から読むんだけどなんか、二度目はなくってよって書いてて吹いた笑 (1月21日 22時) (レス) id: fdd34e7dad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零奈 | 作成日時:2024年1月13日 0時