太宰姉の苦悩。

プロファイリング ページ16

資料室のとあるドアの向こう。

この少し狭いの空間は、修華の為に作られた。

二つの電脳とタブレット、ヘッドホン、メモ帳、テープ、ペン、二つほどの大きめな画面に椅子。


それ以外に何もない薄暗い部屋に修華が一人。




カタカタカタカタ



襲われそうな事務所のリストアップはある程度終わった。

構成員のリストアップも粗方終わった。


あとは、フィッツジェラルドのプロファイリングだが、ついでに作戦参謀であるルイーザ・メイ・オルコットのプロファイリングもしよう。




カタカタカタカタ


特徴的なのは、その絶対的自信がこもっている言動

・自信家で、エリート気質

ぴり、ペタ

と言う事は、今までの経験から自信がついたのかな？組合もかなり景気が良いようだし。

・今までも、成功して来た

ピリ、ペタ

組織の在り方からして

・能力至上主義。

だが、今まで作戦はなるべく構成員への被害が配慮されたもの

・構成員、思いでもある。


ピリ、ペタ、ピリ、ペタ

どんどんとメモを壁に貼って行く。


・身内に優しい

・家族思い

・娘が亡くなっている

・妻が精神疾患に…

、、、


あ、組合の目的わかっちゃった。


して、英・米・露の一時的協力関係と言う情報も時に得えた。

時計塔の従騎士。全くの亜空間な英国王室の奴ら。

それに魔人フョードル・ドストエフスキー。死の鼠の家。


はぁ、これ以上は面倒くさい事になる。





次、ルイーザ・メイ・オルコット

極度の恥ずかしいがり屋？
・軽い自閉症の類いの発達障害を持つ可能性…

びり。ペタっ

・組合の今までの作戦等を見るに高い情報処理能力で精度の高い作戦を立てる事が出来る

・戦闘には全く関与しない為、異能力は自分にしか効かないかつ、時間をどうこうするけいである

ビリ、ペタ、ビリ、ペタ


これくらいか…



ついでに他の構成員も…




中也「おい！」



「うぉ！」

「なんだ中也か。」



中也「もう、それくらいにしとけ、もう三時間もここに篭ってるぞ。」



「あ、はいはい。わかったから、此処に入らないで」


中也を押しながら個室をでる。


はぁーあ、面倒な強敵はそこまで好きじゃないんだけどなぁ。

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