太宰姉の苦悩。

OverDose ページ14

ウィーン。


地下牢を出て首領に報告しに、紅葉と修華は首領室に向かってエレベーターに乗っている。



紅葉「今日は、やけに饒舌じゃな。」



「ん。」



修華から朧げな反応しか無い。



紅葉「お主…まさかODしてるな？」



「気持ち悪い…」



そう言う修華の顔色は真っ青だ。



紅葉「…何を何錠飲んだんじゃ。」



「うぅ、ブルフェン200を30、コントミン12.5を40。」



修華は壁によっかかり、ズリズリと座り込む



紅葉「報告ついでに見てもらうんじゃな、此処で吐くんじゃ無いぞ。」



「う。」



チーン


エレベーターがやっと最上階に着く。



「"紅葉"。目眩で動けない…」



紅葉「わかった。金色夜叉で運ぶが良いか？」



「うん。」



コツコツ


コンコン



紅葉「鴎外殿入るぞ、修華がODした。」



ガチャ



森「え？え、修華ちゃん？」



「うー、頭ガンガンするし、目眩が…」



紅葉「ブルフェン200を30錠、コントミン12.5を40。飲んだと言ってたぞ。どうせ薬品庫からくすねた物じゃろ。」



森「あー、ハイハイ。紅葉君とりあえず修華ちゃんをトイレに連れてって、私は水持ってくるから」



紅葉「了解した。」



「えぇ。やだ、吐きたくないぃ、」



森「ハイハイ分かったから、とりあえず吐いて。」



修華は金色夜叉によってトイレに連れていかれ、森の持って来た水を飲んでとりあえずたくさん吐いた。



「うぇ、まだ口の中酸っぱい。」



森「落ち着いたかい？」



「まぁ、頭痛とかあるけど、いつも通り。」



現在、修華は首領室のソファにて点滴を打たれている。



紅葉「自業自得じゃの。」



森「いやー。最近落ち着いて居たから、油断してたよ。」



「うんうん。そうだねぇ。」

　

紅葉「他人事か。」



修華は、太宰治みたいに自_殺未遂はしないが、良くODをする。



森「もうしちゃダメだよ。」



「麻薬じゃないから合法。」



バシッ



「痛ーい。」



紅葉に扇子ではたかれる修華。



紅葉「お主そのままじゃと点滴生活になるぞ？」



「えー。それはやだ。」



紅葉「なら辞めるんじゃな。」



森「まあまあ、薬は何処から持って来たの？それとも買ったの？」



「どっちも200錠くらい？買った」



紅葉「後で、此奴の部屋を捜索させるぞ。」



「え〜。エ_ロ本あるから恥ずかしいぃ。」



バシッ


またもや扇子ではたかれる



紅葉「適当な冗談言うじゃない。」



「後で自分で出すから。」

お魚釣り。→←存在意義。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す