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3話 ページ4

あれから4年。私は首領と紅葉姐様の手助けを借りて生きている。

そんなある日、マフィアに依頼が舞い込んだ。



首領秘書として働いている私は、必然的に首領と依頼人のやり取りに立ち会うことになる。

首領はもう少しエリスの着替えに時間がかかるので、先に私が依頼人のいる客間に行くことになった。

ノックして入ると、中にはスーツを着たいかにも堅物そうな男性が座っていた。

しかし、彼の襟元についているバッヂを見て私は小さく息を呑む。


何故なら彼は、防衛省の人間だからだ。









「お待たせしました。もうすぐ首領がお出でになるので、こちらの珈琲でも飲んで寛いでいて下さい。」

?「ありがとうございます。私は防衛省の烏間惟臣と申します。」

「…政府が非合法組織に手を借りようとするなんて、貴方達も随分と落ちたものですね。」


小馬鹿にして言ったつもりだが、烏間さんの表情は変わらない。

コンコンッ

部下「失礼します!首領がお着きになりました。」

部下を下がらせた首領の声と顔は、まさに一組織を束ねる者だ。


森「すまなかったねぇ零ちゃん。お茶くみご苦労様。君も下がっていいよ。」

首領の言葉に従い、部屋を出ようとした時、烏間さんが呼び止めた。

烏間 「我々の依頼、彼女に受けてもらいたいのですが…。」

首領が目を細める。私も表情には出さないが、手に力が入った。

烏間「依頼内容は暗殺です。しかし、彼女くらいの年齢の者でなければならないのです。」

詳しく話を聞いていくうちに分かった。

暗殺対象東京の中学で教鞭をとっていて、そのクラスの生徒達が暗殺をしているようだ。

だが所詮は一般人。最近、個人の戦力が思うように伸びず、それに比例するようにモチベーションまで下がっているらしい。

烏間「成功報酬は100億。やって頂けませんか?」








森「零、どうする?私は君の意見を尊重しよう。」

首領は、首領の顔でなく、父親の顔で私に問いかけた。

正直今は人虎の懸賞金の話があるため、お金はそこまで気にしていない。

だが私は学校というものに行ったことがない。行ってみたい←

「異能力の使用を許可してくださるのなら、謹んで、お受け致します。」




あの後、烏間さんにはめっちゃ頭下げられた。

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文豪少女 - 好きな小説です!続きまじで気になります! (2019年8月10日 18時) (レス) id: b787729310 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 続きまだですか?続き気になります。 (2019年7月16日 20時) (レス) id: 7e02cb7fdb (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。 (2019年6月14日 20時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
中原三日月(プロフ) - とっても面白いです!太宰さんの妹の心に胸を打たれます(涙)更新頑張ってください!応援してます! (2019年4月24日 6時) (レス) id: f8510eae2e (このIDを非表示/違反報告)
クロッキー(プロフ) - 面白い!!頑張って下さい! (2019年4月20日 9時) (レス) id: 3248997e70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有原霊花 | 作成日時:2019年4月1日 22時

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