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Aside

屋上で出会った他学年の人達はとてもいい人だった。

特に、治さん…太宰治さん。

私は彼に一目惚れをしてしまったようだ。ルックスは申し分ないし、聞けば成績は学年1位らしい。

A「学年1位なんて、凄い…!」

太宰「そんな事ないよ。それにAちゃんだって、編入試験は満点だったそうじゃないか。」

彼の言葉に、他の皆も驚きの表情を見せた。

太宰「国木田くんが言ってたよ〜。この難関校の編入試験で満点を取る生徒は初めてだって。」

敦「凄い!今度僕にも勉強教えて欲しいな^^*」

天音「ふふ、勿論…!」




楽しくお昼を過していた彼らの元に、1人の来客が来た。

浦木「あー、また皆さんだけで食べてる!」


大声を上げて屋上に来たのは、ツインテールをした女子。

確か、同じクラスの浦木恵理子さんだ。

浦木「もう、照れずに誘ってくれればいいのに〜」

いちいち可愛こぶった喋り方をする彼女。

どうやら、私とは気の合わない人らしい。

浦木「あれ、月影さん?何で転校生の貴方が太宰先輩達とお昼を一緒にしてるの〜?」

先程と変わらない口調。でもその瞳は敵意が垣間見えた。


浦木「貴方みたいなブスが皆さんと一緒にいるなんて太宰「へぇ…」だ、太宰先輩?」

太宰「悪いけど、出て行ってくれるかい?」

まるで私を庇うように前に出て言い放つ太宰先輩。

「治さん?」

太宰「Aちゃんがブス?もし本気で言ってるなら、眼科をオススメするよ。…次言ったら、これでは済まないからね…?」


殺気を含んだ言葉に浦木さんは怯えて出て行った。


元より治さんに一目惚れというものをしてしまった私。


恋する女に今の行動は反則だ。









余計に貴方を好きになってしまった。

8→←6



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☆天香☆ - う〜ん、太宰さん格好良い!!激しく続きが気になります!!!更新応援しております!!! (2019年5月30日 20時) (レス) id: a8fcda6e2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有原霊花 | 作成日時:2019年5月22日 17時

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