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バーをほっこりした気持ちで出た私の端末にメッセージが入っていた

私は端末のパスコードを解除してSNSを立ち上げた

誰からかと、差出人を見ると、美咲だった

八田学校来てなかったけど大丈夫かー?

Aうん、大丈夫だよ

八田じゃあ、ちょっと時間あるか?

Aあるよ

八田話したいことがあるから、太陽公園に来てくれないか?

太陽公園というのは、私たちがよくしゃべていた公園だ

学校帰りによく行った

私は特に用事もなかったので、行こうと思った

Aいいよ

八田じゃあ、待ってる

あ、美咲はもうついてるんだ

急がなくちゃ

少し走った先にその公演はある

私はベンチに座ってる美咲を見つけた

貴「美咲!」
八「おう、A!今日は学校ごとサボりなんだな」
貴「ちょっとねー」
 「で、話って何?」
八「あ、ああ」
 「お前がさ、あいつのこと好きなのはわかってる」
 「でも、俺はお前が好きだ」
貴「ごめんね、美咲」
八「いや、いいんだ」
 「わかってるから」
 「でもお前の顔見てたら、無理にでも奪うべきだと考えてる」
貴「何で?」
八「だってお前が、すげえつらそうな顔してるから」
 「なあ、A」
 「俺じゃダメか?」
貴「…ごめんね、それでも私は猿比古が好きなの」
 「猿比古が私のこと好きじゃないってわかってても猿比古が好きなの」
 「美咲なら、わかるでしょ?」


この時の私の顔はたぶん、今までで一番いい笑顔だっただろう

八「じゃあ、俺も応援する」
 「好きな奴の幸せを願うのは当たり前だからな」
貴「ありがとう、美咲!」


私、今日助けられてばっかりだ


いつか全部、返せるといいな


 

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十束レイラ(プロフ) - 西條アリサさん» コメントありがとうございます!伏見、かっこいいですよね! (2018年12月17日 6時) (レス) id: 3991f2bb68 (このIDを非表示/違反報告)
西條アリサ - 面白かったです!伏見君、かっこいいです! (2018年12月16日 18時) (レス) id: 9d6400d0c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:皇レイラ x他1人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年11月14日 18時

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