しょっぱさ ページ19
私は泣きながら走ってバーのドアを力いっぱい開けて飛び込んだ
カラン！！
多「A、どうしたの」
多々良兄が優しく聞く
私の凍った心を溶かすように
貴「猿比古が吠舞羅を抜けるって」
多「うん」
貴「…多々良兄は知ってたの？」
多「ああ」
「今朝、伏見が言いに来たからね」
貴「何でっ、何で止めなかったの！？」
多「だって伏見が決めたことだからね」
「他人の俺らがとやかくは言えないよ」
何で…
なんでそんなことを言うのだろう
貴「多々良兄はなんでそんな普通でいられるの…？」
多「わかってたからね」
「伏見がいるべきところはここじゃないって」
貴「どうして…？」
多「何だろうね」
「キングのそばにいるからかな？」
貴「もしかしたら、私が何かしちゃったのかなあ？」
自意識過剰かもしれないけど
もしかしたら、私かもしれない
多「大丈夫、Aは何もしてないよ」
「だから、Aのせいじゃない」
草「落ち着いたか？」
貴「うん」
草「ホットチョコ入れたからこれでも飲み」
貴「ありがとう、出雲兄」
私、この間からここで泣いてばかりだな
多「パンケーキも焼いてあげる」
「チョコとイチゴ、どっちがいい？」
貴「イチゴ系で」
ホットチョコをふうふうしながら飲んでいると、尊兄が降りてきた
尊「なにも、お前のせいじゃない」
貴「聞いてたの？尊兄」
そう、私が聞くと尊兄は笑った
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十束レイラ(プロフ) - 西條アリサさん» コメントありがとうございます！伏見、かっこいいですよね！ (2018年12月17日 6時) (
レス) id: 3991f2bb68 (このIDを非表示/違反報告)
西條アリサ - 面白かったです！伏見君、かっこいいです！ (2018年12月16日 18時) (レス) id: 9d6400d0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皇レイラ x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年11月14日 18時
