第４３話 怖がり ページ46
豪炎寺「そういえばA」
すっかり日も落ちてしまった帰り道、星空の下で二人並んで帰路につく豪炎寺とA。
心地よい沈黙を破ったのは、豪炎寺だ。
坂本「なんだ？」
豪炎寺「もうお前は自分を偽る必要がなくなったんだろう。これからもその性格でいくのか？」
坂本「…そういえば、そうだな…だが、もうすっかりこれが板についてしまったようだ。苦ではないし、俺はこれからもこのままでいくよ」
豪炎寺「そうか。…少し惜しい気もするな、もう泣き虫で怖がりなお前を見れないとは」
坂本「それは残念だったな」
からかうように笑いながら言う豪炎寺に、Aもフッと笑って言い返す。
坂本「…色々あったが、今俺は幸せだよ。けど今までの緊張感が身に沁み尽きてしまったのかな……この静かな時間が、少し怖いんだ」
豪炎寺「なんだ、怖がりは健在だったか」
坂本「茶化してくれるな。…なにか、嫌な予感がする。ただの怖がりの産物ならいいが…」
豪炎寺「大丈夫だ。俺がいる」
隣を歩く豪炎寺が、そっとAの手を握れば
その温かさにAの不安も少しは拭われたのか、安心したように微笑む。
坂本「…明日は、佐久間達の見舞いに行こうと思う。忙しくて顔を出してやれなかったからな」
豪炎寺「そうか。俺も明日は朝から夕香の所へ行こうと思う」
坂本「どうせ長い事居座るのだろう？俺も昼頃には夕香ちゃんの所へ行くよ。目を覚ましたばかりで、少し心配だしな」
豪炎寺「あぁ」
だがその翌日
Aの悪い予感はまた、的中する事となった。
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アメミヤ♪(プロフ) - マナさん» 返信お待たせいたしました！コメントありがとうございます！私が小説を書くときは、長台詞にならない事、想像しやすいような描写、書いていなくてもその時の心情が分かるような表現、流れのテンポ、行動の意味のつじつま、などを心がけています！言うだけはタダ！ (2021年10月30日 17時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 作品読んで感動しました、どう作品書いてらっしゃるか教えてほしいです！ (2021年9月14日 20時) (レス) id: 3e93b35eb1 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 初めまして！作品観覧させて頂きました！！夢主ちゃんはプロジェクトZ？と関わってるみたいですね。しかも、鬼瓦さんとも知り合い(？)みたいですし続き楽しみにしてます！！更新頑張ってくださいね！ (2019年9月8日 10時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。これからも頑張って更新してください！(^^) (2019年9月4日 0時) (レス) id: d7bac13e1b (このIDを非表示/違反報告)
水銀(プロフ) - 上手く言えないのですがめちゃくちゃ好きです…主人公は本当は豪炎寺の事を大切に思っているのが伝わりました…！これからどうなっていくかとても気になります！ (2019年8月28日 3時) (レス) id: 78abf1c607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年8月25日 19時
