第２３６話 談笑 ページ30
豪炎寺「そういえば、おじさんとおばさんは元気か？」
各国の料理を味わいながら、他愛のない話で談笑していた二人だが
ふと豪炎寺がAの両親について訪ねる
坂本「あぁ。二人とも元気でやってるよ」
豪炎寺「気になっていたんだが、お前が帝国に行った理由を二人は知ってるのか」
坂本「いいや」
豪炎寺「！」
坂本「正直に話せば帝国へは行かせてもらえまい。それなりの理由をつけて上手い事やったよ。……まぁ、最近になって鬼瓦さんが話してしまったようだが」
みっちりと怒られたのか、心なしかゲッソリとしたAは遠い目でどこかを見つめる
豪炎寺「それも気になっていたが、お前はいつから鬼瓦さんと知り合っていたんだ？帝国戦の時はもう既に協力関係にあったんだろう？」
坂本「パパと鬼瓦さんが古くからの友人らしくてな。俺も何度か会った事があったんだ」
豪炎寺「そうだったのか」
坂本「修也こそ、あれ以来おじさんとはどうなんだ？近頃はまともに親子らしい会話もしていないと聞いたぞ」
恐らくフクさんに聞いていたのだろう
だが韓国戦で和解した様子の二人が、あれ以来どうなったのか気になるようだ
豪炎寺「父さんも忙しいからな。だが出発の前に何度か話をしたよ。父さんから逃げていたのは俺だからな……今ではちゃんと向き合えている」
坂本「なら良かった」
安心したように微笑むA
自分の事のように心配し、安心してくれる彼女に、改めて感謝の気持ちと愛おしさが募る
ここにテーブルがなければ、思わずAを抱きしめキスをしていただろう
自分がAをどれほど大切に思い、愛しているのか改めて思い知らされ
豪炎寺は自分に呆れるように心の中でふぅ、と息をついた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴葵(プロフ) - 面白すぎて一気にシリーズを見てしまいました！！！更新楽しみに待ってます！！！！！！！！ (2019年12月19日 13時) (
レス) id: b0ea0349a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初コメ失礼します！お話を読んでとても興奮しました！豪炎寺の事が大好きな私にとってこのお話はほんとに神です！これからも楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2019年12月3日 6時) (レス) id: f531a252e9 (このIDを非表示/違反報告)
娘娘(プロフ) - 失礼します！いつも「冷酷に、無情に」の更新楽しみにしてます！とうとう6章ですね！これからも頑張ってください！ (2019年11月30日 19時) (レス) id: c2f40fc0cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年11月30日 19時
