第２３４話 お土産 ページ28
翌日
Aは約束した通り、豪炎寺とショップを回り
夕香へのお土産を探していた
坂本「ここなんてよさそうじゃないか？ぬいぐるみの種類も多いようだ」
豪炎寺「あぁ」
坂本「確か修也、この前はピンクのクマをあげたんだったな」
豪炎寺「あとはイヌとネコも持っていたぞ」
坂本「なら、気分を変えて海の生き物はどうだ」
そう言いながらAが手にしたのは、大きなカメのヌイグルミ
豪炎寺「なるほど、良いな」
Aからヌイグルミを受け取り、即決した様子でレジへ持っていく豪炎寺を見て
偶然近くに居合わせた佐久間は驚きと困惑の表情を浮かべていた
坂本(さて、俺は何にしようか……。源田達へのお土産は、帰る日が決まってからお菓子でも買うとして……
夕香ちゃんへは、修也が大きなヌイグルミなら逆に小さめな何か…)
辺りを見渡したAは、佐久間と目が合う
坂本「ん、佐久間。お前も来ていたのか」
佐久間「あ、あぁ…なぁ坂本、さっきのでかいヌイグルミは…」
坂本「修也の妹へのお土産だ」
佐久間「そ、そうだよな！良かった…」
何か勘違いしたのだろうか、ふぅ、と安心したように息をつく佐久間に
Aは首を傾げた
坂本「…ストラップか」
佐久間が手に持っていたペンギンのストラップを見て、その傍に飾られているストラップを見渡すA
すると、小さなウサギのヌイグルミストラップを見つけ思わず手に取る
佐久間「自分に買うのか？」
かわいい趣味だなと、改めてAが同い年の女の子である事を実感していれば
坂本「いや、これは俺から修也の妹へのお土産だ。俺には欲しいものもないからな」
佐久間「そ、そうか…」
大人びたAの回答に、佐久間の中で何かがパリーンと砕けた気がした
そんな佐久間を他所に、Aは修也の後を追うようにレジへと向かって行く
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琴葵(プロフ) - 面白すぎて一気にシリーズを見てしまいました！！！更新楽しみに待ってます！！！！！！！！ (2019年12月19日 13時) (
レス) id: b0ea0349a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 初コメ失礼します！お話を読んでとても興奮しました！豪炎寺の事が大好きな私にとってこのお話はほんとに神です！これからも楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2019年12月3日 6時) (レス) id: f531a252e9 (このIDを非表示/違反報告)
娘娘(プロフ) - 失礼します！いつも「冷酷に、無情に」の更新楽しみにしてます！とうとう6章ですね！これからも頑張ってください！ (2019年11月30日 19時) (レス) id: c2f40fc0cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年11月30日 19時
