第１９９話 リアクション ページ43
鬼道が今日、Aを遊園地に連れてきたのは
先ほどの事だけが理由ではなかった
きっかけを作ったのは、もちろんリカだ
豪炎寺が余裕をぶっこいて手を出していない今がチャンスだと言われ、
Aをデートに誘うよう仕向けられたのだ。
だが鬼道も、豪炎寺とAが両想いである事に気付いていながら
まだ、諦めたわけれはなかった
てっきりあの後、豪炎寺とAは正式に付きあったのかと思っていたが
リカによるとそうではないらしい
誰よりも有利にいるはずの豪炎寺が動かない今
確かにAの気持ちを自分に向けさせるにはいい機会だった
鬼道「いつも頑張っている分、今日はとことん甘えてもらうぞ。欲しいものがあれば言え」
坂本「流石は鬼道財閥のご子息。だが生憎物欲は少なくてな、後でクレープでも食べれれば満足だ」
鬼道「フッ、いくらでも食わせてやる」
坂本「その甘えはいらないな、太ってしまうよ」
乗りものの順番を待っている間も、他愛もない話しをしながら楽しそうに笑う
無口よりだと思われている鬼道とAだが
この２人だからか、話し出せば長く続き気づけば順番が回ってきている
時間が過ぎるのもあっという間で、気付けば遊園地の大半を制覇していた
そして今並んでいるアトラクションのせいか、先ほどまでとはうってかわり口数の少なくなったA
鬼道「ここのお化け屋敷は人間ではなく機械で驚かせてくるようだ。しかも乗りものだから勝手に進んでくれるらしい。良かったな」
坂本「……良くはないが、まだマシか…」
大阪で吹雪に連れて行かれたのは、自分の足で歩き、人間が驚かせてくるものだった
それ故に、お化けが追いかけてくる場所もあり大変な目に遭っていた
坂本(目を閉じていればすぐ終わる…)
鬼道「言っておくが、目は開けておけよ。俺の楽しみが減るからな、これは預かっておく」
坂本「！…」
Aからサングラスを没収した鬼道
明かにAのリアクションを見て楽しもうとしている様子に、Aは思い切り眉をしかめ睨むが
鬼道はまだ、Aとお化け屋敷に入り初めて泣き顔やビビる姿を見た吹雪にやきもちをやいていた
鬼道「ほら、順番がきた。行くぞ」
係に案内されるままに乗りものへ乗り込めば
ゆっくりと動き出し、開いた扉の中……広がる闇の世界へと入って行った
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リーヤ - 一人称が俺…ここまで読んでみたけどまだ俺なんですか… (2020年5月20日 1時) (
レス) id: 83002b8c6f (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - やはりオチは豪炎寺になるんでしょうか？流れ的に！ (2019年11月24日 19時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - アメミヤ♪さん» いえいえ、こちらこそです！ 更新頑張ってくださいねっ！！ (2019年11月23日 20時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
アメミヤ♪(プロフ) - イナイレの風丸大好き♪リンさん» ご指摘ありがとうございます！！ひえっ！お勧めしていただき感激です！！そしてお友達にもありがとうございます！！！ (2019年11月23日 19時) (レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - またまた失礼します。 必殺技『グングニル V2』が『グングリル V2』になってましたよ〜 友達にも勧めさしてもらいました！ 見たら、『面白い！！』と言っていました。 (2019年11月22日 22時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年11月6日 19時
