第５５話 どうするべきか ページ10
坂本「だから夕香ちゃんの安全が確保されるまで、お前は身を隠せ。
……奴らの目を盗みながらの行動だ、かなり時間はかかるだろう。
お前の行き先も鬼瓦さんに任せてあるとはいえ、お前には窮屈な思いをさせる事になる」
夕香の事、チームの為を想うならば
Aの提案に乗るのが最善策だ。だが豪炎寺には１つ、心残りがある
一番危険なのは、奴らの目の届く所にいるAという事になるのだ
豪炎寺「奴らがお前に接触してきたらどうする？俺の居場所を教えろと、手段を選ばずにきたらどうする」
坂本「その時はその時だ。もちろん居場所は吐かないがな」
今まで、自分と夕香のためにその身を犠牲にしてまで尽くしてくれたA
そんな鎖から解放されたばかりだというのに
また同じ鎖で彼女を縛ってしまうのか、危険な目にあわせてしまうのか
豪炎寺は、どうしても賛同できずにいた
坂本「それに俺も……迷っているんだ」
豪炎寺「迷って…？」
坂本「夕香ちゃんは必ず助ける。お前も奴らには渡さない。だから俺は……
そのために、どうするべきか」
豪炎寺「！まさか、エイリア学園に行くつもりか」
豪炎寺の言葉に、Aは自嘲的な笑みをフッと浮かべる
それが肯定の意味を示す事だと理解し、豪炎寺の眉間にシワが寄る
坂本「それが一番手っ取り早いのかもしれない。内部の情報が探れるからな」
豪炎寺「お前の安全はどうなる」
その質問に、Aは答えない
代わりに困ったように薄く笑って、豪炎寺を見つめた
坂本「お前は俺が行くことを、そう簡単には許してくれないんだろうな」
豪炎寺「当たり前だ」
絶対に行かせない、と言わんばかりの目でAを捕える豪炎寺に
Aは笑みを浮かべたまま目を細める
坂本「俺は本来なら、迷わず奴らの下へ行っていた。けど今は……
もう雷門全員が、俺が影山にわざと従っていた事を知っている。そしてその理由もな…
大方、土門が皆の誤解を解くために話したのだろう」
そのためAがエイリア学園へ行けば、雷門……得に人一倍鋭い鬼道の事だ
何かしらのためにわざと潜入していると、すぐに勘づくだろう
そして嘘が苦手な雷門イレブンは、彼女が味方であるという態度を隠しきれず
すぐエイリア学園にスパイ目的だと気付かれてしまうかもしれない
坂本「だから俺は迷っている。行くか、行かないか…」
彼女の手が、微かに震えている事に気付いた豪炎寺
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アメミヤ♪(プロフ) - ミルク さん» 投稿する作品を作られる場合、パクリと思われない程度なら大丈夫ですよ〜！加減が難しいですね…（汗） (2020年11月2日 13時) (
レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - アメミヤ♪さん» 作品を参考していいでしょうか？ (2020年10月28日 10時) (レス) id: 243dd4bfbb (このIDを非表示/違反報告)
アメミヤ♪(プロフ) - 碌無者さん» いえいえ！文字上のコミュニケーションなので難しいですよね（汗）ご指摘していただける事はとても有難い事なので、お気になさらないでください！応援ありがとうございます＾＾ (2019年11月13日 19時) (レス) id: 1ef70b6993 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - 並びに、先のコメントの文面が冷たい印象を与え、不快な思いをさせた可能性があることをお詫び申し上げます。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
碌無者(プロフ) - アメミヤ♪さん» 成程、理解しました。今後も見つけ次第ご連絡致します。 ストーリーの内容、私はとても好きです。夢主の今後の動きを楽しみにしております。更新頑張って下さいませ。 (2019年11月13日 19時) (レス) id: 0a4b7a6801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメミヤ♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2019年9月14日 19時
