もう君には。【sm】

第37話 ページ38

you side

志麻さんんーと、まず今日三人ぐらいからフォローされてると思うんやけど、それうらさかせんやから

…絶対一番言いたいことじゃないでしょ…まぁ、そっちを先にした方がいいのかもだし。

と、通知を確認する。ちょうど三人からフォローされていた。

名前は"うら"など分かりやすかったり、赤色のハート、フルール・ド・リスだったり。

話とか終わったらアカウント消そうかな…とも思う。

"浦島坂田船、四人それぞれのアカウント"だと気付く人はいないと思うが…四人にフォローされているのも困る。

動画が投稿された時によく、ここ好き…みたいな沸きツイをする。それを見られるのは少し恥ずかしい。

後は…フォローしていることで、服装も分かるだろう。

それでライブとかで、ファンサだったりを貰うのも…気が引ける。

もしかしたら、こんな状況が嬉しいと思う人がいるかもしれないが…

私はひっそりと応援しているので十分だから。


三人をフォローして数分。

そのうちの二人――坂田さんとセンラさんから同じような内容のメッセージが届いた。

こちらがフォローするの待ち構えていたのか、と思うぐらい速かったが…これは偶然なのだろうか…

内容は、古参なん！？話聞かせて、という感じ。


うーん…その話か…先に推しを優先するか。

そしてフォローした、という主旨のメッセージを送る。

すると、気になってたみたいだから話してあげてとの返信。

なんだこの人ら…もちろんいい意味だが。なんだろうか。子供のような感じの可愛さ…がある気がする。


志麻さんまぁ結局、三人がフォローしたってことと、ネット上でまた話せたらなーっていうような話。あと強いて言うなら昨日のライブどうやった?

そんなことかい。もっと重要な話かと思ったわ…

一番最後に感想求めてるのを見て、また好きだなぁ。と再び感じつつ。

しいな聞くのならば…めちゃめちゃ答えますよ。引かないでくださいね。今からメモに感想書いてきます。
志麻さんまじ?嬉しいわw楽しみにしとくー

『予想を超える量で書いてくるから…覚悟しててよ』

と相手は届かないくせにも、笑いながら呟く。


.

・→←第36話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す