ちびたぬきパイセン。 ページ34
るすさいど。
ヤキモチを妬いて欲しかったかぁ…。
案外Aも可愛いとこあるやん♪
「ちょっと今さ、るすの顔緩んだな。どーせノロケだろ。本当に喧嘩してんのか、お前ら。」
人間観察の凄いうらたんに少し感心した。流石リーダーやな。
なんかその勢いでうらたんの肩をわしづかみにし、思いっきり揺らす。
「ごめんな、うらたん！いつも、ちびたぬきとか言うて！たぬきパイセン！いやっ、ちびたぬきパイセンッ！！」
「いや、謝る気ねぇーだろ！？のっ、脳震盪になるっ！離せっ！！」
自分でもよくわからないまま、うらたんに腕を引き剥がされる。衝動に駆られた感じ？
「なんか、よくわからんけどごめん！うらたん！」
「いや、わかれよ。後さ、天月ん家行くぞ。」
飽きれが見てとれるうらたん。脳震盪にまではいかなかったものの、息切れが激しい。
それと…………
「天月すん家？なんで？」
天月すん家ってAがいるんやないの？
「逆だよ。Aちゃんがいるから行くんだよ。ちゃんと天月にも伝えたし。」
心まで読まれた。
やったぜ。とでも言いたそうな表情で側にあったクッションの下からスマホを見せてくる。
画面にはいくつかのやりとり。名前は“天月”。
「流石パイセンやなー。やられたわ。」
ちょっと自分たちのことがちっぽけに感じる。笑うしかなかった。
「向こうも落ち着いたみたいだし、行くか。もう直昼だし、誤解解いて、皆でメシいこー。俺奢ってやるよ。」
ソファから立ち上がり、財布を手に取ったうらたん。やっぱり勝てへん。
うらたんに続き自分も立ち上がり伸びをして、うらたんの正面を向く。
「ありがとう、うらたん。あとな、ほんまに奢ってくれるん！？」
「お前、今この空気でそれはないだろ。奢らねーぞ。」
いや、奢ってもらえるんやったらいっぱい食べたいなって。朝あんま食べてへんし。今も正直腹の虫が……。
潔白を表明するかのように腕を左右に振りまくり、精一杯笑顔をふりまく。
飽きれも限界みたいで、苦笑いを通り越してにこっと笑ってくれるパイセン。
でもいくらかっこいいことしても、
「ちびやな………………。」
「奢らないの決定ー。」
家を二人で出て、天月すんの家に移動を始めることにした。
ラッキーアイテム
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碧波なぎさ(プロフ) - お疲れ様でした。お受験、頑張ってくださいね。 (2018年7月4日 14時) (
レス) id: e677a509db (このIDを非表示/違反報告)
夢叶@こたぬき(プロフ) - nanaをやってるんですか！ (2018年1月24日 18時) (レス) id: e2df0854b1 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶@こたぬき(プロフ) - ありがとうございます！私が求めていた物が！ (2018年1月24日 17時) (レス) id: e2df0854b1 (このIDを非表示/違反報告)
まろにか。 - medaemonさん» こちらこそありがとうございます！スリッパまた機会あれば殺ってみます…笑 (2017年12月15日 22時) (レス) id: 406cdc6f73 (このIDを非表示/違反報告)
medaemon(プロフ) - 有難う御座います！クイッ〇ルワ〇パーか！私はスリッパで殺りました！twitter確認してきますね！有難う御座います！ (2017年12月14日 18時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろにか。 | 作成日時：2017年6月13日 21時
